いよいよ浴衣シーズンが到来。浴衣といえばシックで風情のあるものを連想するが、今年はかなり個性的なデザインのものが売れているという。伝統の浴衣とは一線を画した“変わり種浴衣”の、最新事情に迫ってみた。
まずは、ゆかた柄・ゆかた素材がさわやかな「浴衣アオザイ」(通常1万290円〜、セール中3150円)。神奈川県・横浜中華街の「チャイナハウス カモメ」では、ベトナムの民族衣装「アオザイ」を浴衣生地で仕立てたユニークなオリジナルアイテムを販売。タイトなシルエットや和風な柄が印象的なアイテムだ。
同店では6年前からこの「浴衣アオザイ」の販売を開始し、年々人気が上昇。昨年の夏には数百枚単位で売り上げた。最近は認知度が上がったことや、柄のバリエーションが増えたことで、ネットショップでの購入者が増加中だ。同店の店長は「特に10代後半から30代の方に好評です。夏祭りはもちろん、簡単なパーティーや旅行にもオススメです」と話す。大人っぽく演出したい日にピッタリだ。
一方、ファッション通販サイト「夢展望」では、斬新でラブリーな「ドレス浴衣」(5480円〜/レディースサイズ)が人気だ。5月に開始された予約はすぐ埋まり、現在までに約5000枚が売れているという。
浴衣生地にレースやリボンなどが装飾され、ミニ丈ドレス風にデザインされたこの「ドレス浴衣」。大きなバラやイチゴ、クマなどのオリジナル柄もポイントだ。上下がセパレートになっているので、“甚平を着用するくらいの手軽さ”で誰でも着付けができる点も魅力だ。同社広報担当者は、「ボリュームのあるスカート部分など、ドレスの長所を浴衣にミックスしました。女性がぱっと見て『カワイイ』と言いたくなるデザインにしています」と自信をのぞかせる。大人サイズとキッズサイズで展開されているので、親子での着用も可能だ。
「浴衣アオザイ」や「ドレス浴衣」など、変わり種アイテムも使い方次第ではオシャレ上級者な印象に！ いつもと違う装いで出掛ける夏祭りも楽しいかも？ 【東京ウォーカー】