世界に誇る花火師の技術と音楽・歌舞伎のコラボレーションした新しい夏のイベント「東京花火大祭~EDOMODE~」が8月11日(土)、東京都港区のお台場海浜公園で開催された。
江戸文化を一つのキーワードとして、日本トップクラスの花火師が一堂に会したこの花火大祭。お台場の白い砂浜には早い時間から大勢の来場者が。
江戸文化と花火、東京の夜景が一度に楽しめる
打ち上げ前には火縄銃 鉄砲隊50名による火縄銃演武が行われ、鉄砲の号砲が東京湾に響き渡る。
その後、次第に日が落ち始め、幻想的な景色が広がると、次第に暗闇の中にレインボーブリッジをはじめとする東京ベイエリアの夜景が眼の前に広がり、会場は期待と興奮に包まれる。
完全に陽が落ちた19時10分、アクアシティお台場に用意された市川海老蔵による歌舞伎天空舞台がスタート。歌舞伎の展開に合わせて上がる花火は圧巻の一言だ。
その後は、音楽に合わせて次々に花火が打ち上がり、東京湾を七色の光で明るく照らし出した。打ち上げられた花火の総数は約1万2000発。数多く停泊する屋形船の光とベイエリアの夜景、それに花火が加わった景色は桃源郷のようだった。
フィナーレはPerfume 25作目のシングル「無限未来」に合わせての花火。先進的な演出で知られるPerfumeにピッタリの様々な花火が曲の展開に合わせて東京湾の上空に乱舞し、ピンクとシャンパンゴールドの花火でフィナーレを迎えた。
大盛況のうちに幕を閉じた「東京花火大祭~EDOMODE~」。東京をはじめ、全国ではまだまだ数多くの花火大会が予定されている。ぜひ脚を運んで、夏の夜の“幻想の世界”を体験してみてほしい。
栗原祥光