観光名所・門司港レトロにもほど近い、北九州市旧門司に2018年6月「麺屋ゆぶき 門司店」がオープンした。飯塚に本店があり、“非豚骨“の実力派と呼び声の高い同店。地鶏をたぎらせないように炊いた清湯スープを基本に、醤油、塩、味噌、さらに、柑橘を浮かべた「地鶏かぼす」を出す。
黄金の清油醤油はシメの雑炊も楽しみ
「麺屋ゆぶき」のスープは地鶏清湯。鶏のムネやおしりの肉が付いたガラを使いダシをとる。「雑味やエグミが出ないように地鶏、野菜を沸騰させないようにじっくり煮込むのがポイントです。鶏から黄金の鶏油も染み出し奥行きのある味わいになるんです」と店主の國廣益平さん。
飯塚では先駆けとなる非豚骨の店を開業し、ジワリジワリと人気が拡大。「北九州にも非豚骨の波を」と新天地となる門司店で意欲を燃やす。
醤油らーめん(普通600円)は、肉厚豚バラチャーシューもおいしい。滋味豊かなスープはシメの雑炊で最後の一滴まで楽しむ人が多い。雑炊(200円)を注文すると丼を厨房に引いて調理。熱々で出してくれる。
店のすぐ横にはオープンエアの観光列車「潮風号」も通る。門司港エリアの散策と合わせて、地鶏ラーメンを堪能しよう。
[麺屋ゆぶき 門司店]福岡県北九州市門司区旧門司1-5-17 / 093-776-4241 / 11:00〜20:00、売切れ次第終了 / 月曜休(祝日の場合翌日)
取材・文=上村敏行、撮影=石田大慈
J.9