ビルが立ち並ぶ都心にも、紅葉を楽しめるスポットは意外と多く存在する。今回は、23区にあるおすすめの紅葉名所を、8カ所厳選してご紹介!
明治神宮外苑/見ごろ:11月下旬~12月上旬
明治神宮野球場やバッティングドームなど多彩な施設があり、多くの人が訪れる。黄葉スポットとしても有名で、約300m続く146本のイチョウ並木が作る、黄金ロードと呼ばれるトンネルは必見。
また、このイチョウ並木は青山通り口から樹高の高い順に植えられており、聖徳記念絵画館に向けて低くなるという遠近法で、奥に佇む聖徳記念絵画館が雄大に見えるよう工夫されている。
住所:東京都港区北青山1~2、新宿区霞ヶ丘町 時間:イチョウ並木は見学自由 休み:なし 料金:無料
浜離宮恩賜庭園/見ごろ:11月中旬~12月上旬
浜離宮恩賜庭園は、潮入の池や2つの鴨場を持つ江戸時代の代表的な大名庭園。11代将軍徳川家斉の時代にほぼ現在の姿の庭園になっていたと言われる。
11月中旬から12月上旬にかけて、トウカエデやハゼノキ、サクラ、モミジなどさまざまな紅葉が見ごろを迎える。都会の真ん中にあるので紅葉とビルの共演が望めるほか、池などが多いので、水面に映る木々の彩りも楽しめる。
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1 時間:9:00~17:00(最終入園は16:30まで) 休み:なし 料金:一般300円、65歳以上150円 ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
日比谷公園/見ごろ:11月下旬~12月上旬
大噴水・噴水広場・第二花壇付近はメディアなどでもよく取り上げられる人気スポット。明治36年開園当時の設計であるS字形の園路にはイチョウ並木があり、見事な黄葉を見せてくれる。
レストラン「松本楼」近くにある首賭けイチョウは、公園のなかで最も大きいイチョウの木。日比谷公園を作った本多静六博士が、明治34年に道路拡張のため伐採されそうになった際に公園へ移植をした。
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6 時間:見学自由 休み:なし 料金:無料
小石川後楽園/見ごろ:11月下旬~12月上旬
国の特別史跡、特別名勝に指定されている小石川後楽園は都心のオアシス的な存在。元は水戸徳川家の江戸中屋敷内(後の上屋敷)に造られたもので、「湖・川・山・田園」を見立てた起伏に富んだ景観の中に、和漢の景勝地が巧みに配されている。
秋にはイロハモミジ、ハゼなどが紅葉する。特にイロハモミジは都内の大名庭園のなかでも最も本数が多い。場所ごとに趣の異なる紅葉を楽しんでみよう。
住所:東京都文京区後楽1-6-6 時間:9:00~17:00(最終入園16:30) 休み:12/29~1/1(祝) 料金:大人300円
旧古河庭園/見ごろ:11月中旬~下旬
バラの名所としても知られる旧古河庭園では、秋バラや常緑樹とともに紅葉が楽しめる。イベント中には和の演奏会を開催。趣きある秋景色と日本の伝統文化の共演も見どころだ。
住所:東京都北区西ケ原1-27-39 時間:9:00~17:00(最終入園16:30) 休み:なし 料金:一般150円、65歳以上70円、小学生以下・都内在住・在学の中学生は無料
靖國神社/見ごろ:11月下旬~12月上旬
高さ約25メートルのイチョウ並木が、大鳥居から第二鳥居にかけて続き、訪れる人々を癒してくれる。本殿裏手にある神池庭園やお茶室の付近では、赤く色付いたモミジも眺められる。
住所:東京都千代田区九段北3-1-1 時間:内苑6:00~18:00(2~11月は~17:00)、外苑は見学自由 休み:なし
芝公園/見ごろ:11月下旬~12月上旬
日本の公園で最も古い歴史を持つ公園の一つ。クスノキやケヤキ、イチョウの大木が随所に生えている。4号地プロムナードの東京タワーを望む、イチョウの紅葉は必見だ。
住所:東京都港区芝公園4-10-17 時間:見学自由 休み:なし 料金:無料
代々木公園/見ごろ:10月下旬~11月中旬
1964年に東京オリンピックの関連街路事業によって移植された、代々木公園のイチョウは必見。園内にはベンチが数多く設置されているため、腰を下ろしてのんびり紅葉狩りを楽しめる。
住所:東京都渋谷区代々木神園町2-1 時間:見学自由 休み:年末年始 料金:無料
この秋は都会の紅葉スポットで、癒しの時間を過ごしてみては?思い立ったらすぐ行ける気軽さとは裏腹に、美しい秋の絶景が待ち受けているはずだ。
水梨かおる