※こちらは2020年の記事です
「竜頭ノ滝」(栃木県日光市)は、男体山の噴火によってできた幅10メートルほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流瀑。滝つぼ付近が大きな岩によって二分されており、その様子が竜の頭に似ていることからその名が付けられた。
紅葉の名所とされている奥日光の中でも、色付きが早いのが特徴で、例年では10月上旬に見頃を迎える。色鮮やかな紅葉が、210メートルにわたって流れ落ちる滝を取り囲む様子を観瀑台から眺められ、撮影スポットとしても人気だ。
観瀑台以外に観瀑スポットとしておすすめなのが、遊歩道を少し上流側に歩いた場所にかかる竜頭の橋。橋から中禅寺湖側を見ると、龍頭の滝の上流の両側で色付いた、中禅寺湖まで続く色彩豊かな紅葉が楽しめる。迫力満点な滝と美しい紅葉のコラボレーションは圧巻だ。
さらに、周辺には見逃せない紅葉スポットが目白押し!なかでも足を運びたい、4つの名所を紹介しよう。
竜頭ノ滝に行ったらここに寄り道!
【スポット1】中禅寺湖
日光国立公園にある中禅寺湖の周囲には、カエデやウルシ、ブナなどがあり、赤や黄に色付いた葉が湖面によく映える。遊覧船からゆっくり紅葉を眺めるのもおすすめだ。
【スポット2】霧降ノ滝
日光三名瀑のひとつにも数えられる高さ75メートルの滝で、かの葛飾北斎も描いたほどの名勝地。正面に観瀑台があり、紅葉と滝のコラボレーションを存分に楽しむことができる。
【スポット3】いろは坂
日光市街と中禅寺湖、奥日光を結ぶ山岳道路。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂があり、車中からでも山裾(やますそ)に広がる紅葉を楽しむことができる。
【スポット4】華厳ノ滝
高さ97メートルから落ちる迫力満点の滝。日本三大名瀑のひとつであり、エレベーターで行ける観瀑台から間近で見る滝つぼは圧巻の迫力。秋には周囲の木々が錦に染まり、趣深い姿に。
紅葉の名所・奥日光へ行くなら、ぜひこの4カ所にも立ち寄ってみよう。
水梨かおる
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。