現在放送中のNHK大河ドラマ『西郷どん』。9月2日(日)に第33回「糸の誓い」のパブリックビューイングが大阪市中央公会堂で行われた。ゲストとしてこの回から登場する坂本龍馬の妻・お龍役の水川あさみが登場。『江〜姫たちの戦国〜』以来となる大河ドラマ出演の水川は当時との違いや久しぶりに大河の懐かしさを口にした。
今回、水川あさみと共に櫻井賢チーフ・プロデューサーが登場。彼女をキャスティングした理由を尋ねられた櫻井は「しなやかさと龍馬を愛する一途さ、関西出身でしかも時代劇の所作が分かっている人なんて一人しかいない」と大絶賛。水川は「大げさ」と照れ臭そうに返し、櫻井は「所作の分かる人では歩き方ひとつとっても違いますよ。水川さんは完璧で違和感がない」と続けた。水川は以前出演した『江〜姫たちの戦国〜』で身体が憶えるくらい着物を自分で着れるようになったと振り返り、当時一年近く撮影に臨んだ経験が活きているとだと振り返った。
今回、『江』とは違い既に30話以上撮影の続け、出来上がった役者陣に入っていくことになった水川。水川は緊張するどころか逆に溶け込み「居心地がよかった」とまで語る。更に坂本龍馬役の小栗旬に「何であんな元気なんだ?俺にはできない」とまで言わしめるまでに至ったという。今回、お龍は初登場から坂本龍馬とは夫婦で深い絆を持っているという役どころ、普通はどういう関係か探りながら演技をしていくというが「以前にも共演したことある小栗くんだからこそ思いっきりグイグイと動くことができた」と自然に夫婦としての役に入っていけたのだという。しかし最初に寄りすぎて小栗に「ウザいなぁ」と苦笑いで返されたことを明かした。
今回パブリックビューイングを通して水川は「台本では普通だったシーンも、関西も方たちは反応してもらえてダイレクトに伝わり楽しかった」とコメントした。
桜井賢太郎