鉄道ライターの伊原がおすすめする個性的でレトロなローカル線で秋を満喫できる鉄道旅をご紹介。紅葉の名所である比叡山を鉄道で巡ったあとは、ウナギの名店で名物丼を堪能できるおすすめのコース!<※情報は関西秋ウォーカー(2018年8月8日発売号)より>
大胆なデザインが大人気の“ひえい”で比叡山へ!
2018年3月に登場した観光用車両。前面いっぱいに配置されたフレームをはじめ、随所に楕円形のデザインを採用。車内の窓や手すりにも楕円形のデザインが。座席の座り心地も抜群だ。出町柳駅から“ひえい”に乗って比叡山へGO!
<11時36分>比叡山延暦寺
天台宗の総本山である延暦寺は、比叡山に100以上ある建物の総称。3つのエリアに分かれていて、東塔地区には文殊楼や阿弥陀堂などがある。根本中堂は改修工事中で、修学ステージより普段と違う姿が見られる。
美しい音色を響かせる水琴窟もある。
急な石段の上で参拝者を迎え入れてくれる。
写真は大講堂のもので、厄除守(右上)などユニークな形のものも!
■比叡山延暦寺<住所:滋賀県大津市坂本本町4220 電話:077-578-0001 時間:8:30~16:30(西塔、横川地区は9:00~16:00、受付は閉堂の30分前まで、12~2月は時間変更あり) 休み:なし 料金:大人700円(国宝殿は別料金500円) アクセス:坂本ケーブルケーブル延暦寺駅より徒歩8分>
<ランチはここで!>
延暦寺の境内にある延暦寺会館では、宿泊のほか食事や喫茶のみの利用も可能。修行者が食してきた精進料理などを味わうことができる。
■延暦寺会館<住所:滋賀県大津市坂本本町4220 電話:077-579-4180 ※食事利用は3日前までに要予約>
<14時15分>茶房 珈琲人
比叡山を後にしたら、麓にある喫茶店 珈琲人でひと休み。窓が少し低い位置にあり、落ち着いた雰囲気の店内は、ゆったりとした時間が楽しめる。オーナー夫婦が手作りしているスイーツもおすすめだ。
坂本比叡山口駅のすぐ東側にあり、ちょっと一服に最適。
■茶房 珈琲人<住所:滋賀県大津市坂本3-10-32 電話:077-579-0921 時間:9:30~18:00 休み:火曜 席数:25席 タバコ:喫煙可 アクセス:京阪坂本比叡山口駅より徒歩すぐ>
<15時40分>近江神宮
かつてこの地に大津宮を築き、また漏刻(水時計)を作り時報を始めた天智天皇を祀る神社。境内には漏刻や日時計があるほか、映画やアニメにもなった人気コミック「ちはやふる」の聖地としても人気を集める。
境内には有名歌人の歌碑も点在する。
■近江神宮<住所:滋賀県大津市神宮町1-1 電話:077-522-3725 時間:6:00~18:00 休み:なし 料金:無料 アクセス:京阪近江神宮前駅より徒歩9分>
<17時40分>逢坂山かねよ
大津と京都の間、逢坂山の峠に江戸時代から店を構える老舗。離れ部屋になった座敷からは、コイの泳ぐ池もある広い庭園が眺められる。都会の喧騒とかけ離れた空間で食べる、名物の“きんし丼”はまさに極上の味だ。
見た目はもちろん、味も一度食べたら忘れられない。
タレとの相性も抜群だ。国産のニホンウナギを蒸さずに焼き上げる。プリプリした身がたまらない!
■逢坂山かねよ<住所:滋賀県大津市大谷町23-15 電話:077-524-2222 時間:11:00~20:00 休み:本店は木曜、レストランは火曜 ※ほか不定休あり 席数:本店20室、レストラン100席 タバコ:本店は喫煙可、レストランは喫煙 アクセス:京阪大谷駅より徒歩1分>
関西ウォーカー編集部