高さ634メートル、完成すれば世界一の電波塔になる「東京スカイツリー(R)」。その建設現場は、今や連日、日本全国から人が押し寄せる注目スポットだ。そんなスカイツリーの内部に、記者が特別に潜入! 普段はなかなか見られない、建設中のスカイツリーの“中身”を探ってきた。
今回潜入することが出来たのは、地上150メートル部分。その現場をレポートするために、見学会当日には新聞・雑誌・テレビなどの報道陣が100人以上も集まった。中に入る前に、スカイツリーの下にに立って見上げてみると、「これでも高さ6割!?」と目を疑うほどの高さだ。それもそのはず、取材時の7月下旬で高さは398メートル。下から見上げると、スカイツリーの特徴である「そり」と「むく」が良く分かった。
いよいよ、スカイツリーの内部に潜入! 遠くから眺めるだけでは分からないが、さすが高さ634メートルもの大電波塔を支える鉄骨はとっても立派。鉄骨の最大幅は直径2.3メートル(足元から約30メートルまで)で、潜入した地上150メートル部分でも約1.6メートルもあり、大人が抱きついても全然手が回らない程の太さ。分かってはいたが、実際に抱きついてみるとその“頼もしさ”にため息がもれてしまう程だ。
さらに現場には、まだガムテープが貼られたまま床など、随所に工事中の様子が残されていたが、地上150メートルからの眺めは絶景そのもの。スカイツリーがある墨田区の街並みから、西に浅草、南に両国と錦糸町、北には向島と、下町の様子が一望できる。また、150メートルの高さは東京タワーの大展望台とほぼ同じ高さで、当日は曇りであったものの、よーく目を凝らすと薄っすら東京タワーの姿も! スカイツリーから東京タワーを眺めるなんて、かなりの贅沢だ。
このスカイツリー、ついに高さが400メートルを超え(7月30日時点)、さらに年内には500メートルに達し、来年春にとうとう634メートルに到達する予定。最終的には、商業施設や水族館、ドームシアターやオフィスなどを備えた“1つの街”が完成する「東京スカイツリー(R)」。今から2012年春の開業が待ち遠しい! 【東京ウォーカー】