昨年は不況のあおりで中止になっていた静岡の名大会「ふくろい遠州の花火」が帰ってくる。2年の沈黙を破り、ことし8月7日(土)19時05分から開催! 同大会の魅力、音楽と完全にシンクロさせた打ち上げ「名曲メロディースターマイン」も同じく復活を遂げる。
「名曲メロディースターマイン」、略して“メロスタ”は、ふくろいの名を世に知らしめた“日本一”とも言われる美しい花火。誰もが知る名曲に合わせて花火が打ち上がるのだが、曲と花火のタイミングのシンクロ率が感動を誘うという。ある鑑賞士は「音楽の専門化が『同期するタイミングが信じられない』と言っていました。本当にすばらしいです」と絶賛するほどの花火なのだ。轟音を奏でる日本一の“メロスタ”に期待して。
また同大会は、全国から27社の煙火店が集まる競技大会の顔を持つ。19時31分からと20時からの2部に分けて、全国の煙火店がその技を競い合う競技会を開催。しかも、全参加者が煙火店から選りすぐった名人だと言うから驚きだ。匠の技を堪能したい。
日本一の美しさと呼び声高い“メロスタ”や競技大会のほかにも、クライマックスに打ち上がる「空中ナイアガラ大富士瀑布」や、「日本一ジャンボワイドスターマイン」など、ド派手な花火がいっぱい。多彩な花火の美しさを味わうことができそうだ。
花火が見やすい、というのも同大会の魅力のひとつ。会場となる袋井市原野谷川河川敷親水公園は、線路以外はほとんど遮へい物がなく、どこからでも見やすい。ちなみに打ち上げ場所を正面に見る席は有料席だが、本会場以外にもまわりに公園が多いのでそこからの眺めもバッチリだ。人気のスポットは会場の西側にある自由広場、南側の愛野公園。ただし、川向こうは保安距離の関係で立ち入り禁止になるので注意して。
復活を遂げ、感動もひとしおの「ふくろい遠州の花火」。名曲と花火の美しいコラボに大注目だ。【東京ウォーカー】