2つの名店がコラボした新・生姜ラーメンが誕生!

東京ウォーカー

2018年7月28日、東京・巣鴨にオープンした「らぁめん 生姜は文化。」。こちらは「塩そば 桑ばら」(池袋)と「塩生姜らー麺専門店 MANNISH」(神田)が手を組んだコラボ店で、これまでにない新たな生姜ラーメンが味わえる。

「塩生姜らぁめん」(750円)。あっさりとした豚清湯スープに生姜がしっかり効き、食べ進めると体がポカポカになっていく


豚骨主体のあっさりスープに生姜が香る淡麗系ラーメン


メニューは「塩生姜らぁめん」(750円)と「塩生姜つけめん」(850円)の2種が基本。生姜ラーメンの名店「MANNISH」の店主・柴田和さんがプロデュースを担当し、自身の店とはまったく異なる味を作り出した。

スープは豚骨と昆布のみを3時間弱火で煮込んだ豚清湯(チンタン)。あっさりとクリアな味わいだが、豚骨を用いることで鶏清湯の「MANNISH」よりも後味に厚みを出している。

主役となる生姜は香りがよく、辛味が少ない高知産の大生姜を使用。よりいっそう香りが立つよう、おろしたてを丼に入れてスープと合わせている。

そして「MANNISH」との一番の違いが塩ダレ。「桑ばら」で使っているモンゴルとアンデスの2種の岩塩に、ホタテなど魚介のエキスを加えたオリジナルで、スープにキレと深みを与える。

【写真を見る】味の決め手となる生姜は高知産を厳選。香りが飛ばないよう、毎日おろしたてを用いている。1杯につき5g以上を使用


【ラーメンデータ】<麺>中太/平打/ストレート <スープ>タレ:塩 仕上油:生姜油 種類:豚骨・魚介(昆布)

モッチリとした中太麺は稲庭うどんをイメージ


麺も異なるものを採用している。「MANNISH」が中細ストレートであるのに対し、こちらは中太平打ちストレート。

表面がなめらかなでツルツルと喉越しがよく、噛むとモッチリ。その独特の食感は秋田の稲庭うどんをイメージして作ったそう。

そのほかチャーシューも鶏ではなく、豚バラを用いるなど、同じ生姜の塩ラーメンでありながら「MANNISH」とは似ても似つかぬ一杯に。

「桑ばら」と「MANNISH」の“いいところ取り”をした「生姜は文化。」。その店名にふさわしい、生姜の奥深い世界に触れることができる。

豚骨と昆布のみを弱火で煮て、丁寧に旨味を抽出したスープ。クリアな清湯であっさりだが、「MANNISH」よりやや重厚な味わい


「桑ばら」で使っている2種の岩塩に、ホタテのエキスなどを配合した塩ダレも自慢。1週間熟成させることで味がなじみ、まろやかに


チャーシューは大判の豚バラロール。スープと一緒に2時間半じっくりと煮ていてトロトロ。甘い脂がほどよくついていて舌の上でとろける


白山通り沿い。巣鴨駅と千石駅のちょうど中間に位置する。入口に張られたポスターの“生姜人間”は「MANNISH」の柴田氏がモデル


取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦

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