近年は“家飲み”の風潮が普及し、異性を自宅に招く機会も多くなっている。そんな中、20〜30代の男女800人を対象に実施したアンケートによると、“住まい探し”の際に「異性の友人や恋人が遊びに来る時の事を意識した」と74.7%の人が回答。多くの若者たちが、住まい探しを“モテるためのチャンス”と捉えていることが判明した。
アジャイル・メディアネットワークと不動産情報サイト「HOME’S」は、都内在住の20〜30代の男女800人に「モテと住まい探しに関する意識調査」を実施。そこで、“住まい探し”の際に「異性の目を意識した」と回答した人は、7割以上にも上った。さらに調査では、意識したポイントについて質問。「部屋のデザイン」「外観のデザイン」などデザインを重視する回答が多く寄せられ、「異性にオシャレだと思われてモテたい」という若者たちの心情が浮き彫りになった。
また、サマージャンボ宝くじの抽選日前ということで、「もし家賃を負担せず高級物件に住めるとしたら」と仮定し、住んでみたい“モテ”エリアを調査したところ、第1位は六本木などの歓楽街、麻布・白金台などの高級住宅街がある「港区」(東京都)に。「その高級物件でやってみたいこと」としては、「家飲み・ホームパーティー」が1位に、次いで「ホームシアター鑑賞」の声が挙がった。
中でも、女性の回答には人気海外ドラマ「SATC」の影響を受けたようなものが多く見られ、「友人と家飲みをしたり、恋人と夜景を楽しみながらワインを飲んだり、人生に一度の夢のようなラグジュアリー生活を送ってみたい」(30歳・会社員)や、「女子を集めてセレブ気分で女子会をしたい」(24歳・会社員)など、華やかな生活を夢見る声が多数。
一方、「その高級物件にどんな設備・サービスが欲しいか」という質問に対しては、「物の出し入れがしやすく使いやすい壁面収納。花火や東京タワーなどのランドマークが見える。広めのバルコニー。浄水機能付きウォシュレットを備えた明るくて解放感のあるトイレ。パーティーなどの騒音が周りの部屋や上下階の部屋にもれない防音設備…」など延々と希望を書き連ねる、“欲望の塊“のような人も数名いた。このような回答をしたのは全て男性で、もはや「異性の目」や「モテたい気持ち」を通り越してしまったその抜け目のなさが、かえって女性を戸惑わせてしまいそうな結果に…。
ちなみに、住まいの内装や外観などのデザイン性に加えて、「東京タワーが見られる」「花火大会が見られる」など、キレイな夜景を希望する人も多かった同調査。「オシャレな部屋で異性と夜景を見る」という、ドラマのようなビジュアルを妄想している人は世の中に意外と多いのかもしれない。【東京ウォーカー】