8/10(火)、現在勢いに乗るF1ドライバー、小林可夢偉選手(BMWザウバーF1チーム所属)が、生まれ育った尼崎市の市役所を訪れ、白井文市長を表敬訪問した。先日行われたばかりのF1ハンガリーGPでは、ペナルティにより23番グリッドからのスタートという不利な状況から、見事9位入賞を果た可夢偉選手。レースを終えて間もないというのに、疲れも感じさせず、10/8(金)〜11(日)に鈴鹿サーキット(三重県)での日本GPの開催を控えたF1のPRのため尼崎市役所を訪れた。取材につめかけた報道陣とF1ファンが数多く集まり、歓迎の言葉と拍手で迎えられた。
白井市長と対面した可夢偉選手は記者会見を行い、「昔からスポーツが得意なんです!」と尼崎での幼少時代の思い出話から、「レースではプレッシャーを感じた事が無いですね。自分らしく、楽しめればいいです」とレースへの心構えなどを赤裸々に語った。そして可夢偉選手に憧れる子供達にメッセージをという市長の質問に「常に次のステップへ行くためには何が必要か、常に目標を設定し、自分を信じる強い気持を持てば、きっと夢は叶う」と答え、子供達に熱いエールを贈った。
また、記者会見では「F1をテレビで見て、少しでも面白そうだと思ったら、鈴鹿サーキットに来て、生でレースを見ていただきたい」と最後までF1のPRを忘れなかった。
尼崎市役所訪問の後は、生まれてから16歳まで過ごし育った尼崎への感謝の意味を込めて、地元の三和本通商店街をねり歩く凱旋パレードを実施。小林選手は、商店街に集まった大勢のファンや地元の人に見送られて、この尼崎訪問を締めくくった。
【関西ウォーカー編集部 近藤智樹】