伊勢丹新宿店アートギャラリーで開催され、大好評だった展覧会「しりあがり寿展 月と劣化」が名古屋のノダコンテンポラリーへ巡回する。
しりあがり寿(ことぶき)は、命が役目をはたして枯れていく秋はいわば劣化の季節であると考え、日本の伝統的な美意識「わび・さび」にも通じる「劣化」をテーマに、独自のアートを追求。
会場には、ダメ、劣化を受け入れて生きていくのも良いかもと思わされるような、ゆるく優しい作品たちが展示される。伊勢丹では未発表の墨絵を新たに加え、名古屋では初公開となる屏風、木製パネル、陶芸作品など、あわせて 100 点ほどの作品が登場する。
秋の訪れを感じ始めたこの季節にぴったりの展覧会で、しりあがり寿の独特の世界を感じよう。
角優月