東京八重洲口近くの大丸東京店11階催事場で、9月28日(金)から「モンスターストライク展」が行われる。
『モンスターストライク』(以下モンスト)は、来月5周年を迎えるスマートフォン用人気アクションRPG。
「モンスターストライク展」は、日本を代表するクリエイターがコラボレーションした作品のほか、展示会専用アプリと最先端技術を駆使してゲームの世界をリアルに体験できる、モンスト初の新体験型アートイベントだ。
コラボレーションする作家には、漫画『ソラニン』『おやすみプンプン』で知られる浅野いにお氏、『電影少女』『I"s』『ウイングマン』などの桂正和、『最終兵器彼女』『いいひと。』の高橋しん、『神風怪盗ジャンヌ』『満月をさがして』の種村有菜らが名を連ねる。
他にもイラストレーターの西又葵、アニメ『ViVid Strike!』のキャラクター原案を務めた藤真拓哉、アートディレクターできゃりーぱみゅぱみゅの代表作『PONPONPON』のMV美術を務めた増田セバスチャンなど、総勢50名以上。モンストファンはもちろんのこと、クリエイターのファンにとっても見逃せない内容となっている。
9月26日に行われた展示会発表記者会見で、ミクシィ・グループでモンストのプロデューサーである多留幸祐氏は「モンスターストライクは2013年12月にアプリをリリースして以来、3200万人の方に遊んでいただいているゲームです。モンストの魅力を広げて、ゲーム以外でも楽しんでいただきたいという思いから、現在ゲームだけでなく、イベントやeスポーツ、グッズやカードゲーム、YouTubeを中心とした動画やアニメ、そして劇場版アニメ映画など、色々と展開しています。
今回のモンスターストライク展では、モンストの魅力を広げていきたいという活動の一つとして、様々なアーティストさまとコラボレーションをしました。ただ見るだけでなく、ゲームの世界観をリアルに再現した遊べる展示会にもなっていますので、ぜひ皆様には楽しんでいただきたいと思います」と挨拶。イベントにかける意気込みを語った。
たかみな「一発描きでして……死ぬ気で書いたんですが……」
その後、今回作品を出展するクリエイターの1人、元AKB48の高橋みなみが登壇。
「私はポケモンカードゲームのイラストを担当した斉藤幸延先生、世代なので神風怪盗ジャンヌの種村有菜先生がどんな作品を描かれるのか楽しみです。コラボレーションや体験型の展示会って新しいと思います。モンスターストライク展の特設サイトで先生方の制作ムービーが見られるので、それを見て、会場に来ていただけたらと思います」と展示会に対する期待を語る。
続けて「私は模写が好き、昔から色々な模写をしてまして……油性マジックの一発書きで書いたのですが……死ぬ気で書いたのですが……」と言いながら参加クリエイター達の前で、自身が描いた人気キャラクター「オラゴン」を披露。
イラストを見た二人からは「メッチャ上手いですね」「塗り方が上手ですね」「そのままゲームに出してもいいのでは」と称賛を受け、ホッとした表情を浮かべていた。
「モンストファンの方も、これからモンストファンになる方も、ぜひご家族や友人を連れて見に来て下さい。ただただ、クリエイター様と同じ場所に自分の絵が展示されることが恐縮です」と言いつつも、可愛らしいイラストは一見の価値あり。ぜひチェックして欲しい。
モンストフリークがデザインした歌舞伎衣装に感嘆
続いて「様々な魅力的なキャラクターと進化して魅力が増すところが、やめようと思ってもやめられないんです」と、自他ともに認めるモンストファンで、今回の展示会でオリジナルの衣装としてデザインして出展する歌舞伎役者の市川猿之助が、歌舞伎の石川五右衛門とモンスト版石川五右衛門を披露。
「もともと歌舞伎の石川五右衛門もぶっとんでいますが、もっとぶっとんでいますね」と笑いながら「属性の緑を入れないと、と思いデザインしてみました」とマニアックなこだわりを披露。この衣装に高橋みなみは「これは……」と絶句。「凄いです」と感嘆の声を上げていた。
モンスターストライク展は、東京のほか、10月19日(金)からは大阪の大丸心斎橋店でも開催される。入場料は1980円。モンストファンはもちろんのこと、クリエイターのファンや、これからモンストの世界に脚を踏み込もうという方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
栗原祥光