今やレシピ本が出るほど一大ブームになった“ちょい足しグルメ”。そんなムーブメントを受けてか、あの「プリングルズ」も“ちょい足しアイデア”を募集しているという。記者も、“ご飯もの”なら経験済みだが、スナック菓子は、さすがに初耳。B級グルメ担当としては、居ても立ってもいられず、早速チャレンジしてみた。
クセになるような濃い味が特徴の「プリングルズ」。今回使用したのは、定番の「サワークリーム&オニオン味」と「テキサス・バーベキュー味」だ。ちょい足しするには、若干味が濃すぎる気もするが、どうせならと、足す素材も“濃いめ”かつ“チャレンジ精神あふれる”ものをと、「いちごジャム」「納豆」「ワサビ」「なめたけ」「塩辛」「タルタルソース」「練乳」「鮭フレーク」「食べるラー油」「カップのみそ汁」など計13品をチョイス! それぞれ2フレーバーのプリングルズに付けすべて実食! どうなることかと思いきや、これが意外や意外、結構“合ってしまった”のだ。
例えば、味の想像がしやすい「タルタルソース」は、酸味のあるサワークリームにも、甘味のあるバーベキューともに、相性はバッチリ。ひそかに心配していた「塩辛」や「納豆」、「なめたけ」でさえ、新たなおつまみといった感じで、お酒を飲む人にはオススメしたい出来栄えになった。特に「納豆×サワークリーム&オニオン」の組み合わせは、ネバネバ感とプリングルズのパリパリした食感が妙に合う上、酸味のあるサワークリームの味と納豆に入れたタレやカラシの和の風味が合わさって、“つまみ”としてはかなりレベルの高いアイテムとなった。
今回の13品の中で、記者の一番の発見だったのは「ワサビ」。サワークリームに足すと、市販されている“ワサビあられ”のような味になるし、バーベキュー味に足すと、チップスの甘さがワサビの辛さを消して、さわやかさだけが残るという、マジカルな変身ぶり! まさにプリングルズ特有の濃い味だからこそ合うちょい足しの完成に、思わず「これ、応募したらいけるかも…」とテンションが上がってしまった。
とはいえ、これだけ素材があると“正解”ばかりではないのも事実。「練乳」や「いちごジャム」は、サワークリーム、バーベキューともにそれぞれの味と甘さが交じり合わずバラバラの味になってしまったし、「鮭フレーク」も魚の風味とケンカしてしまい残念な味に。自分だけの“ちょい足しの正解”を見つけるのは、やはり簡単なことではないのかも。
ちなみに、正式には“ちょい足し”とは言えないものの、「カップのみそ汁×テキサス・バーベキュー」の組み合わせもオススメ。パリパリのチップスが徐々にふやけていく食感も楽しめる上に、チップスが入ることで“ごはんスープ”のような感じになり、小腹が空いたときにうれしい組み合わせになった。
大正解のものから、ちょっと微妙かなというものまで様々な発見があった今回の“プリングルズちょい足し”。振り返ってみれば、ちょい足しした“出来・不出来”より、ちょい足ししている工程のワクワク感が何より印象に残ったような…。ご飯ものより手軽にできるお菓子のちょい足し。夏休みに、みんなでワイワイ盛り上がってみるのもいいのでは? 意外な発見が“思い出作り”に一役買うこと請け合いだ! ちなみに「プリングルズ ちょいたしアイデアグランプリ」(http://popart.pringles.com/campaign/)で、幅広くアイデアを募集中。グランプリには賞品も出るようなので、気になる人はチャレンジを! 【東京ウォーカー】