子供の心を捨てきれない美咲がかわいいと思った
セカンドライフに差しかかった男女のせつない恋を描くドラマ「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」(フジテレビ)が10/11㊍からスタートする。原作は「島耕作」シリーズでおなじみの弘兼憲史さんの同名コミック。その第1集「不惑の星」をベースに実写ドラマ化。石川恋さんは、主人公・瀧沢完治(佐々木蔵之介)の娘・美咲を演じる。
「原作では、美咲は少し性格が悪い感じで描かれていましたが、台本を読むとドラマ版はそういう感じではありませんでした。嫌な性格の役を演じるのはおもしろそうだなと思っていましたが、こちらはこちらで演じがいがあるんじゃないかなって思いました。父親がエリート銀行員で、小さいころはほとんど家にいなくて、母親は父親に気持ちを伝えることができないタイプなので、美咲は母親の代わりに父親に対して厳しいことを言ったりします。でも実は、お父さんに構ってほしいんだと思います。その反抗的な態度は、その気持ちの裏返しというか。美咲もやっぱり素直に自分の気持ちを表せないんだと思います。自立してもいい年齢ですが、子供の気持ちを捨てきれないところがかわいいなと思いました」
このドラマの撮影が始まって、親子関係について考えることも多くなったという。
「私も反抗期があったんですけど(笑)、両親はちゃんと愛してくれていたんだなって思いました。美咲を演じたことで、親の愛情をあらためて感じました。このドラマのように、子供が成人して、親の責任を果たしたのであれば、第二の人生を好きなことをして過ごしてもいいと思うんです。親といえど、一人の人間ですから。私は不倫に賛同はできないですけど(笑)」
ドラマ「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」10/11㊍スタート 毎週㊍22:00~22:54 フジテレビ(初回15分拡大)
1995年から連載されている弘兼憲史のコミック「黄昏流星群」を実写ドラマ化。短編オムニバスとなっている原作の中から、人気の高い第1集「不惑の星」をベースに、人生の折り返し地点を通り過ぎた男女がはからずも落ちてしまった抗えない運命の恋が描かれている。主人公のエリート銀行員・瀧沢完治を佐々木蔵之介が、献身的な妻・真璃子を中山美穂、そして娘の美咲を石川恋が演じる。
STAFF&CAST 脚本=浅野妙子 演出=平野眞、林徹、森脇智延 原作=弘兼憲史(「黄昏流星群」) 出演=佐々木蔵之介、中山美穂、藤井流星(ジャニーズWEST)、石川恋・礼二(中川家)、麻生祐未・八木亜希子、小野武彦、黒木瞳 ほか
撮影=石塚雅人/取材・文=田中隆信/ヘアメイク=RYO(ROI) /スタイリスト=金野春奈(impiger) /キャスティング=千葉由知(ribelo visualworks)/衣装協力=<ポーズ1… レッド> MAX&Co.(ワンピース)、ma chere Cosette?(ピアス)<ポーズ2… モノトーン> STAIR(ケーブルビスチェ)
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一