シャガール作品を満喫!広島県のウッドワン美術館「シャガールとエコール・ド・パリの画家たち」

東京ウォーカー(全国版)

広島県廿日市にあるウッドワン美術館で、12月9日(日)まで「シャガールとエコール・ド・パリの画家たち」が開催されている。

貴重な展示が数多く並ぶ特別展写真は主催者提供


エコール・ド・パリの代表的な画家として知られる、20世紀最大のユダヤ人前衛芸術家マルク・シャガール(1887-1985)。

シャガールが初めて手がけたカラー・リトグラフによる版画集『「アラビアン・ナイト」からの四つの物語』(1946年作、1948年刊)は、『千夜一夜物語』の名前でも知られる中世イスラム世界で編まれた説話集の中から、シャガールが4つの物語を選び、印象的な場面を絵画化したもの。

本展では、完成までに重ねられる段階の全ての試し刷りが添えられ、普及版には付されていない13番目の作品が揃った特装版を展示。カラー・リトグラフの最高傑作として名高い『ダフニスとクロエ』(1957-60年作、1961年刊)全42点とあわせて、新収蔵初公開する。

【写真を見る】ゆったり見られる館内。自分のペースで作品を堪能しよう写真は主催者提供


担当者は「シャガールの『アラビアン・ナイト』からの四つの物語特装版は、世界に10点しかないレア版です。この展覧会では、特装版にのみ付されている試し刷りもご紹介します。色彩の魔術師とも呼ばれるシャガールが、どのような色版を重ねることでイメージ通りの作品に仕上げているのか?その秘密も垣間見ることができますよ!」と展示の見どころを話す。

貴重なシャガールの作品が見られる特別展。ぜひこの機会に足を運ぼう!

ウォーカープラス編集部

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