江戸川乱歩原作の小説「少年探偵団」シリーズが原案のエンターテインメント映画『BD~明智探偵事務所~』が10月12日(金)から順次全国公開される。その作品で、男性人気アイドル『B2takes!』の小澤廉とダブル主演を務めた祭nine.寺坂頼我に直撃インタビュー!作品の見どころや意気込みについて聞いてみました。
保育園以来の金髪は周りにも大好評!
――今回初主演と言う話を初めて聞いた時どう思いましたか?
「僕は、ずっと映画の仕事をやりたかったので、主演が決まった時はめちゃくちゃ嬉しかったですね。ただ、映画を引っ張っていく立場という事を考えると責任重大で、僕自身ちょっと不安になったりもしました。今回ダブル主演という事で、小澤廉君という先輩がいらっしゃったので、主演としての心構えなどを学びながらやらせていただきました。廉君とは、最初から掛け合いがうまくいって、あうんの呼吸で演技することができたと思います。映画のキャラクターと同様、役者としても名コンビでできたのかななんて思います。」
――一匹狼のヤンキーの井上一郎役ということで、金髪にされていましたが、評判などどうでしたか?
「実は、保育園の時アニメキャラクターに憧れて金髪にしてた事があるんですよ(笑)、だから保育園以来の金髪です!祭nine.のメンバーも『めっちゃ似合ってる!』って言ってくれたりファンの人にも『カッコいい!』って言われたりして、嬉しかったです。後、役作りでは言葉づかいが難しかった。井上一郎の人生になりきって口が悪くて乱暴な感じにしないといけなかったんだけど、僕、悪口とか本当に苦手で…。そういった素の部分を感じさせないよう撮影中は一切自分を出さないように気を付けてました。」
映画のとあるシーンに隠れ祭nine.が!?
――ここを一番見て欲しいというシーンはどこですか?
「江戸川乱歩先生の小説「少年探偵団」シリーズが原案なので、やっぱり事件を解決するシーンは迫力があるので、ぜひ見て欲しいです!観てる皆さんも僕と一緒に推理しながらどうやって助けるのか、どうやって解決していくのか考えてもらえたらいいなと思ってます。後、僕が事件の鍵となって、極限状態ですごい顔して叫んだりしているのでそこにも注目してほしい。ほかは…、実はコッソリと隠れ祭nine.もあるんですよ。1回見ただけじゃ気付かないかも…。そんな細かい演出がたくさんあるんですよ。小澤君と僕の自転車の乗り方ひとつにしても、この作品を通してみると前半中盤後半で全然違ったりするので、そういうところも見て欲しい。あと明智探偵事務所の空間にもぜひ注目してください。アンティーク家具がわざわざ揃えてあって、不思議な世界観を出してくれている要素のひとつになっています。」
祭nine.メンバーで映画を撮るならサイコ役を希望!
――今回の作品は『B2takes!』メンバーが総出演していましたが、一緒に演技をしてどうでしたか?
「皆さんめっちゃ良いお兄さん達でした。廉さんは27歳とかなり年上なんですけど、めっちゃボケてくる。急にコントをはじめようとしたりするので、それにツッこんでたりっていう。くだらない話とかも多くしたんだけど、それが2人のコンビの空気感も作れたのかなと思ってます。他のメンバーの方も、僕がひとりにならないように、演技がやりづらくならないようにって、たくさん声もかけてくれたりしてもらいました。演技が初めてのメンバーもいらっしゃったんですが仲間で確認したり励ましたりしてて、チームって本当いいなって思いました。祭nine.でも全員で映画をやりたいなって思いました。」
――もし、祭nine.で映画を撮影するなら、どんな作品がいいですか?
「今まで祭nine.でドラマを撮影する時は祭nine.の本人役っていうのが多かった。次は全然違うような人格でやりたいですね。例えば野々田奏がいつもは元気ですけど、めちゃくちゃナヨナヨした役とか浦上拓也がしっかりしたリーダー役とか。僕は映画を見る時とかは殺人役の俳優さんに注目しているので、そういうサイコな役とか、やってみたいですね。」
――では、最後に作品の見どころを教えてください。
「この作品は、誰がいつ見ても何度見ても楽しめる探偵エンターテインメントショー。謎解きのハラハラドキドキだけじゃなくて、ヒューマンドラマとしても見る事ができる魅力的な作品になってます。友人や親子の絆なども描かれていて、皆さんの人生に訴えかけられるようなメッセージがすごくこもっています。楽しむのと同時に、見ていただいた時にそのメッセージを少しでもいいので考えていただいて、頑張る力に変えてもらえたらいいなと思っています!」
普段、ライブで歌を中心に活躍している寺坂頼我が、俳優として新たな一面を見せたこの作品。ファンならずとも要チェックだ。
嶋村光世