伝説の英国ロックバンド、クイーンのメンバーで、1991年に45歳の若さで亡くなったフレディ・マーキュリーの姿を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』(配給:20世紀フォックス映画)が日本で11月9日(金)より公開される。
それを記念して10月12日(金)に、ロンドンバス出陣セレモニーが大阪で開催され、ゲストとしてプロフィギュアスケーターの村上佳菜子が、ロックな衣装に身を包んで登場した。
村上はクイーンの曲について、「曲はやっぱりすごく聴いていて、たくさんの曲を知っているんですけど。誰が歌っていてどういうストーリーでこの歌ができたんだろうっていうのはまったく知らなかったので、すごく気になるなと思っていました。予告編を観て、映画を観たくて観たくてしょうがない気持ちになりました」と笑顔を見せる。
さらに、「フィギュアスケートの中でクイーンの曲を使っている人も結構多くて、町田樹さんも『ドント・ストップ・ミー・ナウ』を使ってらっしゃって。今もプリンスアイスワールドっていうショーがあるんですけど、その中でもキャストの人たちが滑っていて、私、すごくそのナンバーが大好きで。ショーのとき、自分が踊らなくても端の方に行って見て、一緒になって踊ってそれをアップ代わりにしていました」とクイーンの曲で盛り上がっていることを明かした。
イベントでは、ロンドンバスに大きくあしらわれたフレディ・マーキュリーの象徴的なポージングが、イナバウワーに似ていることから、村上がその“フレバウワー”のポージングに挑戦。
記者らがシャッターを切る中、「結構しんどい!」と笑いながらオーケーが出るまでフレディさながらのポージングで踏ん張っていた。
バスに記されたコピー『魂に響く21分――俺たちは永遠になる。』について話が及ぶと、村上は「普通に過ごしていたら21分なんてすぐ過ぎてしまいますけど、フィギュアスケートではショートプログラム2分40秒、長い方のフリープログラムは今年から女子も男子も4分10秒までなんですね。なので21分と比べるともっと短いんですけど私たちもやっぱり魂を込めて滑っているので、共感できて、すごくかっこいいなって思いますね」とフィギュアスケーターならではの視点で語った。
クイーンが活躍していた1970年代から1990年代に実際に走っていたものを使用しているというロンドンバスの車内には、撮影で使われたフレディ・マーキュリーがライブでよく着ていた衣裳のレプリカも展示。そこで、クイーンをリスペクトしている芸人のスベリーマーキュリーことスベリー杉田が、衣裳を手に、クイーンの名曲『ウィ・ウィル・ロック・ユー』に合わせてノリノリで登場した。
スベリーから渡された衣裳を着用した村上は、さきほどの“フレバウワー”のポージングがしっくりきていなかったようで「ぜひ教えていただきたい!」とスベリーにお願い。スベリー・マーキュリーによるポージングのレクチャーが行われた。
その甲斐があり、フォトセッションでは、村上自らも「これ、クイーンっぽいポーズ」と積極的にさまざまなポージングをとる姿が見られた。
最後に村上は、「私も予告編を見て、早く見たいなって気持ちになったので日本のみなさんに観ていただきたいなと思います。そして私もアイスショーでクイーンの音楽をぜひ使いたいなと思います」とアピールした。
ロンドンバスは10月13日(土)より約1ヶ月かけて大阪、名古屋、東京を縦断。二階からクイーンのメンバーの顔が覗いており、PR走行時にはクイーンの音楽を流して走行する。
村上も期待を寄せる映画『ボヘミアン・ラプソディ』は11月9日(金)よりTOHOシネマズ梅田ほかにて全国ロードショー。
町草告美