冬に旨い伊勢エビや、冬季限定で味わえる御前崎クエ、ひみ寒ぶり。冬は絶品の魚介類が勢ぞろいだ。今回はそんな食材がおいしく味わえる、おすすめの店を3つ厳選してご紹介!
旬ど真ん中!今が一番の伊勢エビを豪快に丼で!!
「黒潮ダイニング」(三重県鳥羽市)は全国の漁港で水揚げされた鮮魚や、その加工品などを販売する「海の駅 黒潮」に併設されている。伊勢エビは海鮮丼メニューで楽しめるほか、刺身やマヨネーズ焼きといった好みの調理法で単品注文(1500円から)することも可能だ。
「伊勢海老いくら丼」(3500円)は、ぷりぷり食感と独特の甘味がある伊勢エビとイクラを豪快に盛り付け。「伊勢海老生うにいくら丼」(3800円)も人気だ。
【伊勢エビ】高級食材として知られる伊勢エビは、千葉県以南の太平洋岸に多く生息。漁獲は通年できるが、三重県では資源保護のため、産卵期を除く10~4月のみ漁が解禁となる。
頭から身、エラ、内臓、皮まで!まるごとクエを味わう
磯料理「荒磯」(静岡県御前崎市)は、御前崎を中心に近海で水揚げされる新鮮な海の幸を使った料理が充実。特に前菜やメイン、焼き物などすべてに養殖のクエを使うコース(5500円から、要予約)が評判だ。ほのかに甘い身の味と弾力のある食感を楽しもう。
「クエコース」(1人前 6600円) は、クエの骨をじっくり煮出し、薄口醤油で味を調えたダシが奥深い鍋。煮込むほどに旨味が増すぞ。コースにはエラの唐揚げや皮と身のゼリー寄せの前菜、揚げ物、白身の石焼き、皮の酢の物、肝どうふ、あら煮などが付き、クエ尽くしだ。※11月1日(木)~19年3月ごろ、なくなり次第終了
【御前崎クエ】静岡県温水利用研究センターで、卵からクエの稚魚を育てる完全養殖に日本で初めて成功。生後1~2年のクエを市内の飲食店に卸す。脂がのり、天然と同様の味わいだ。
今だけのおいしさを思う存分。寒ブリを多彩に味わう
富山の食材を積極的に使い、富山県から「とやま食の匠」に認定されている「割烹 秀月」(富山県氷見市)。氷見漁港に揚がった地魚を多く取り入れた会席料理が定番で、冬は寒ブリ満載のメニューが好評だ。丁寧な味付けで、素材の旨味を引き出す。
ひみ寒ぶりの特徴は、良質な脂。なかでもブリしゃぶは、ダシの昆布と酒が入った湯で余分な脂を落とし、旨味を存分に味わえる最適の調理法だ。シャブシャブのほか、にぎり寿司などブリの前菜、ブリ大根、ブリの焼き物、ブリを含む刺身が味わえる「寒ブリミニ会席」(4320円~6480円 ※時価)でひみ寒ぶりを味わおう。※11月上旬~19年3月下旬
【ひみ寒ぶり】富山湾内で捕れるブリのなかでも氷見漁港に揚がり、味が格別と言われるブランド魚。安定して出荷できるようになると、ひみ寒ぶり宣言が発表される(例年12~1月ごろ)。
東海ウォーカー編集部