京都で“化け大祭”「宮部みゆき×京極夏彦 トークライブ」!水木しげる秘蔵話も!?

関西ウォーカー

8/21(土)、京都の東映太秦映画村で「宮部みゆき×京極夏彦 新刊刊行記念トークライブ」が行われた。人気作家のトークライブということで会場には多くの観客が詰め掛けた。

宮部みゆき『あんじゅう-三島屋変調百物語事続』と京極夏彦『西巷説百物語』を新刊刊行したこのイベントは、宮部みゆきによる『西巷説百物語』、京極夏彦による『あんじゅう-三島屋変調百物語事続』という作品作者を入れかえた朗読が行われ、さらに京極制作による2人の作品プロモーション映像も流された。

メインのトークショーでは、人気漫画家・水木しげるの話を中心に繰り広げられ、水木しげるが実は“オナラ”が大好きで、“オナラ”という言葉を聞くとテンションが上がるという話に。そうすると宮部は、水木しげるとのある食事会で、隣に座る水木しげるの「プッ」という“オナラ”の音を聞いたと紹介。それを受け、京極は「それは非常に珍しいことで、水木先生のオナラの音を聞くと運気が上がるらしい」と話し、その場にいて聞けなかった人達が悔しがったというエピソードを紹介した。

そういう京極自身も13年ほど前、宿泊先で人気小説家・荒俣宏と水木しげるの3人で相部屋することになり、水木しげると2人きりになる機会があった。そこで京極は、偶然スイッチが入ったままのビデオカメラを机の上に置き忘れて部屋を出ていってしまった。そのビデオカメラには、水木しげるの「プッ」という“オナラ”の音が収められていたというマル秘エピソードも披露し、会場は大爆笑。

このような秘蔵話での爆笑トークの後、なんと2人は自ら書籍を手売り!本を購入したお客さんとのツーショット写真を撮るなどのファンサービスもあって大盛り上がりとなった。

この日は東映太秦映画村恒例の夏イベント“化け大祭”ということで、イベント終了後、妖怪を模したコスプレをした人達が夜の映画村を回る「妖怪百鬼夜行」が行われ、来場していた子供達を震え上がらせ、大いに盛り上がった。他にもお化けグッズなどを販売するお店や、最新のAR(拡張現実)技術を使ったワークショップを体験できるコーナーなどが設けられ、賑わいを見せていた。

東映太秦映画村では8/29(日)までの期間中、京都の妖怪スポットなどを紹介する「京都妖怪紀行展」や水木しげるの人生クロニクルを展示した「水木しげる 屁のような人生展」などを開催しているので、まだ足を運んでいない方はぜひ、妖怪の世界に触れてみては?

注目情報