矢野聖人、和歌山ラーメンで仲深まる!? クジラの博物館が舞台の映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』和歌山で先行公開

関西ウォーカー

10月13日(土)、前日に先行公開を迎えた和歌山県内の映画館 ジストシネマ和歌山にて、くじらの博物館を舞台にした映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』の舞台挨拶が行われた。舞台には、主演で飼育員役の矢野聖人さん、武田梨奈さん、岡本玲さん(和歌山県出身)、主題歌を担当し映画にも出演された清水理子さん(和歌山県出身)、藤原知之監督が登壇した。

映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』は和歌山県南部にある「太地町立くじらの博物館」が舞台


まず、本作が映画初主演となる矢野聖人は、最初に話が来た時のことを「20代の時に映画初主演を果たすのが夢のひとつだったので、それがやっと叶うんだと思いましたし、初主演がこの作品で良かったなと思います。」と述べた。東京から来た飼育員・唯を演じた武田梨奈は、「とにかく今回は海の中に入って撮るシーンがあったので、矢野君や監督たちと撮影の1か月前に現地で合宿してトレーニングしました。」と語ると、監督は、飼育員役の矢野、武田に対して「合宿では、本物のプロの飼育員さんやトレーナーの方にショーをやってもらって、それから特訓だったんですが、サーフィンのシーンや、太一たち飼育員がイルカに対して指示を出したりするシーンも、全部スタントや吹き替えなしで本人たちが演じています。」と裏話を披露。観客からは拍手が起こっていた。

さらに監督は、「博物館の副館長からも、「ちょっと難しいと思う」と言われてしまったので、当初はクジラに乗ろうとするところまで本人で撮影して、あとは本物のトレーナーの方に乗ってもらおうかなと思っていたんですが、武田さんがサクッとできちゃったんです(笑)」と続けると、武田は「全然、サクッとできてないですよ。」と返し、そこに矢野が「実はカナヅチなんですよね。」と暴露。すると武田が「クランクイン前にそれを言ってキャスティングを変えられたら困るので、合宿の前の1か月間はずっと泳ぐ練習をしていました。」と返した。

学芸員役を演じた和歌山県出身の岡本は、「地元の作品に出たいというのが私の目標のひとつでもありました。和歌山には、15歳までしかいなかったんですが、自分のルーツは和歌山ですし、和歌山の自然や人柄の暖かさは、東京に出てから感じることも多くて、それを少しでもスクリーンを通して全国の人達に届けたいと思っています。長く愛される作品になればいいなと思います。これからもよろしくお願いします。」と挨拶。

主題歌を担当した清水は、「主題歌を歌わせていただいたことは、今でも本当に信じられなくて、今ここに立っているのも夢のようです。大好きな和歌山の作品に携われて本当に嬉しいです。和歌山の良さが伝わる映画だと思います。 この映画と共に私の主題歌も皆様に愛してもらえる嬉しいです。」とコメント。

和歌山ラーメンに釘付け!同じ年の三人


【写真を見る】映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』の出演者らと藤原監督


次に、同い年の3人に撮影中の過ごし方を聞いてみると、矢野は、「美味しいものをいっぱい食べました。特に、和歌山ラーメンが印象に残っています。泊まってるホテルの近くに屋台があったので、3人でほとんど毎日行っていました。」とラーメン好きを告白。すると清水も、「私も食べました!あれはおいしい和歌山ラーメンです。」と自身の出身地でもある和歌山のグルメを絶賛。武田も「夜中の11時ぐらいに撮影から帰ってきて、ラーメンを食べに行ってたんですが、普通、女優さんて夜食べないじゃないですか。でも玲ちゃんは一緒に来てくれて(笑)。嬉しかったし、美味しかったです!」とこちらも絶賛していた。

矢野「この映画を見て皆さんにそれぞれいろんな思いを持ち帰ってほしい」


「撮影は昨年の10月だったんですが、本当にたくさんの方にご協力いただきました。太地町の体育館で 「映画に出たい人集まってください」って言ったら、たくさんの人が来てくださいました(笑)。ロケ場所なども含めて、和歌山県には全面的にバックアップしていただきました。本当にありがたかったです。僕らと皆さんで協力して作った映画だと思っています。」と監督は感謝を述べた。

続いて矢野は、「僕は、この映画を見て皆さんにそれぞれいろんな思いを持ち帰ってほしいと思っています。それは、太一みたいに自分も大きな夢を持ちたいとか、頑張っている人を応援したいとか、なんでもいいと思うんです。でも、必ず何かを感じていただける映画だと思います。たくさんの方に見ていただくためには、皆さんの協力が必要なので是非、協力をお願いします。ありがとうございました。」と挨拶した。

なお、本作は11/3(祝)全国で順次公開される。

関西ウォーカー編集部

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