新進アーティスト毛利悠子が青森県の十和田市現代美術館で世界初個展

東京ウォーカー(全国版)

青森県の十和田市現代美術館で2019年3月24日(日)まで、個展「毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする」が開催されている。

パレ・ド・トーキョー(パリ)で2018年に展示された「Childhood」Photo courtesy Palais de Tokyo(参考画像)


展示空間全体を作品に変えるインスタレーションという手法で創作活動している毛利悠子を紹介する同展。ハタキやスプーン、空き缶など、日常生活で目にするものを使い、磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力(エネルギー)の存在を表現する。

【写真を見る】国内外の様々な展覧会の多数参加する新進アーティスト・毛利悠子Photo by Naoko Maeda


同展では、音響を使った大規模な彫刻作品、映像、版画、そして現場の中に即興で生み出されるインスタレーションを展示。音響を使った大型彫刻作品は日本初公開だ。また、作品は十和田市中心商店街にも一部展示される。

ゴヴェット・ブリュスター・アート・ギャラリー/レン・ライ・センター(ニュープリマス)で開催された「Sensory Agents」(2018年)より「モレモレ:ヴァリエーション #1」(2017‒18年)Photo courtesy Govett-Brewster Art Gallery/Len Lye Centre(参考画像)


担当者は「国内外で注目を集める新進アーティスト、毛利悠子の世界初となる美術館での個展です。十和田で初公開の新作や、即興でつくられるインスタレーション、映像、版画作品の他、美術館を飛び出し街中にも作品が展示されます。展示室や街を移動しながら、作家の思考を追体験していただけます」と同展の見どころを話す。

2018年に開かれた「キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917‒2017[Case 5]散種」で展示された「めくる装置、3つのヴェール」京都国⽴近代美術館 撮影:守屋友樹(参考画像)


新作や映像、版画作品など多様な作品が展示されるので、この機会にぜひ毛利悠子の作品世界に触れてみよう。

ウォーカープラス編集部

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