眼科医が収集した名品を公開!福島県・郡山市立美術館で「今泉亀撤のコレクション」

東京ウォーカー(全国版)

福島県郡山市にある郡山市立美術館で12月24日(祝)まで、「<眼の人>今泉亀撤のコレクション」が開催されている。

ジュール・デュプレ「小川の牛」(油彩・キャンバス)医療法人明信会 今泉西病院蔵


日本初の角膜移植に成功し、アイ・バンクの創設に尽力した、郡山市出身の医学博士・今泉亀撤(いまいずみきてつ、1907-2009)が収集した一大コレクションを紹介する同展。今泉が岩手県盛岡市在住期に様々な作家たちと交流を持ち、収集した近現代美術コレクションの中から約180点を厳選し展観していく。

【写真を見る】郡山市出身の医学博士・今泉亀撤のコレクションの中から約180点を厳選舟越保武「聖セシリア」(1980年、ブロンズ製)/医療法人明信会 今泉西病院蔵


展示担当者は「郡山市名誉市民として顕彰された医学博士、今泉亀撤が収集した美術作品を紹介します。本展は、実際に親交のあった作家たちから日本近代美術の著名な作家たちに加え、海外ではバルビゾン派やルオー、シャガールなどを紹介します」と展示内容について話してくれた。

中川一政「ばらと柿」(油彩・キャンバス)医療法人明信会 今泉西病院蔵


日本初の角膜移植成功、角膜移植法の成立、アイ・バンクの設立など、日本の「目」に多大な功績を残した今泉亀撒のコレクション。貴重な絵画が多数展示されているので、郡山市立美術館を訪れて実際にその目でコレクションを見てみよう。

ウォーカープラス編集部

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