“アーティスト”木梨憲武に出会う!広島県で「木梨憲武展」開催中

東京ウォーカー(全国版)

広島県三次市にある奥田元宋・小由女美術館で、「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」が開催されている。

【写真を見る】木梨憲武自身が試行錯誤を重ねながら作品を並べたという写真は主催者提供


コメディアン・タレントとしての活躍のみならず、長年にわたるアーティスト活動でも国内外から注目を集めている木梨憲武の絵画やオブジェなどの創作作品を紹介する特別展。

木梨は1994年にテレビ番組の企画にて、パリでセーヌ川を描いたことをきっかけに本格的な創作活動に入ったという。時間があればアトリエにこもって作品を創りつづけ、2014年にはアーティスト活動20周年の展覧会を日本各地で開催、さらに今年6月にはイギリス・ロンドンにおいて個展を開催した。

今回の展覧会はロンドン個展で発表した新作を含め、20年以上に渡る木梨の創作活動を展観できる機会となっている。

アーティスト・木梨憲武の原点ともいえる1994年制作の「セーヌ川」(左)写真は主催者提供


同展覧会では、木梨が様々な材料を使い自由な発想で作り上げた作品およそ180点が並ぶ。「人と人の結びつき」を無数の手のひらで表現した「REACH OUT」シリーズをはじめ、カラフルな絵画や流木を用いたオブジェで建物を表現した「OUCHI(おうち)」、段ボールや包装紙を使って生み出した可愛らしいキャラクター「フェアリーズ」など、多彩な世界観が展示室を埋め尽くしている。

段ボールで日々少しずつ作り続けている「フェアリーズ」の一部(C)NORITAKE KINASHI


担当者は「展示作業には作者である木梨さん本人が立ち会った。自ら手持ちで作品を並べ換え、試行錯誤を重ねながら真剣に展示配置を固めていく姿からは、これまでテレビを通して観てきたコメディアンとは違う雰囲気を感じた。広島初となる木梨さんの個展において“アーティスト・木梨憲武”の世界を多くの人に知ってもらえれば」と話す。

幅広い活動を続ける木梨憲武の作品が並ぶ今回の展示。ファンはもちろん、初めて見る人も楽しめる内容だ。12月9日(土)まで開催されているので、ぜひ足を運ぼう。

ウォーカープラス編集部

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