テレビ朝日系の人気バラエティー番組「ロンドンハーツ」。放送開始からすでに12年、人気の秘密は、“今じゃできない伝説のドッキリ”など、やりすぎ…?ともいえるギリギリ企画を実現してきたこと。そんな同番組の中から名作ドッキリの数々が初めてDVD化され、2010年9月15日(水)に3巻同時発売される。笑いの渦に包まれそうな作品だが、実は発売までこぎつけるのがとてつもなく大変だったという。
「発売できたのは、まさに“奇跡”としか言いようがありません。素人さんをドッキリに仕掛けたものもありますし。しかし、スタッフの地道な努力や素人さんの協力もあって、不可能が可能となりました! そんなことから、映像を出し惜しみせず、テレビ未公開シーンを含めた完全な作品を楽しんでもらえるように編集しました」と、力説するのは番組プロデューサーの加地さん。一般の素人への過激ドッキリは当時大好評だったものの、DVD化への壁のひとつとなってしまっていたようだ。
気になる内容は、“スゴ腕ホストが素人依頼者の彼女をナンパ、家へお持ち帰りするとゲームオーバー”となる「スティンガー」から始まり、ターゲットは芸能人へと進化。出川哲朗の“ロシア人・元カノ”が仕掛け人となった日露合作ドッキリのオチは、真冬のロシアに掘られた雪の落とし穴! また、狩野英孝に「ボク、芸人やめます」とまで宣言させたCDデビュードッキリなど“とっておきの名場面”の数々が収められている。
一方、「なにしろ現在のテレビ界では絶対無理な内容ですから。ドキドキしながら見てほしい」と話すのは、販売を手掛けるテレビ朝日・コンテンツビジネス局。昔の「ロンドンハーツ」を知っている“20代後半から40代の大人層”を主なターゲットに、昔を知らない今の若い人たちにもぜひ見てもらいたいとか。発売開始に向けて、「最後の最後までドタバタしていた制作スタッフの汗に報いるためにも」と意気込んでいる。【東京ウォーカー】