現役ライダーがテスト走行!来春、鈴鹿サーキットに新アトラクション「モトファイター」が登場!!

東海ウォーカー

「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行選手(左)と野左根航汰選手(右)


2019年3月、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)に、“本気になってタイムアタックが楽しめる”新しいバイクアトラクション「モトファイター」が登場する。そのオープンに先駆けて11月2日(金)には、初披露となる試作車両を使って公開テストが開催された。

今回特別に用意された「モトファイター」の試作車両


2019年3月2日(土)に新登場する「モトファイター」は、子どもから大人まで本気になってタイムアタックが楽しめるバイクアトラクション。電動バイクに乗って走り抜ける専用コースは、鈴鹿サーキット国際レーシングコースの特徴を取り入れたテクニカルなもので、S字やヘアピンなどを配しているという。実際のバイクと同様に、アクセルワークや体重移動を駆使して最速ラップタイムを目指す。

レース方式のテスト走行は、既存アトラクション「ツーリングバイク」のコースで行われた


今回、試作車両のテストライダーとして参加したのは、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行選手と野左根航汰選手。「全日本ロードレース」に参戦中の現役のライダーだ。テスト走行では、中須賀選手と野左根選手がそれぞれ交代で試作車両に乗車。レース形式で、11月25日(日)に営業を終了する既存アトラクション「ツーリングバイク」で使用されているマシンと乗り比べた。すると、そのスピードの差は歴然。「モトファイター」用試作車両のパワフルさが際立つ格好となった。

テスト走行中の中須賀克行選手


膝スレスレのハングオンでコーナーを攻める野左根選手


【写真を見る】負けず嫌いの中須賀選手が不正にショートカットをした決定的瞬間!


テスト走行の最中には、負けず嫌いな中須賀選手が大胆にも「ツーリングバイク」の車両を持ち上げてコースの大幅ショートカットを敢行するなど微笑ましいシーンも見られたが、最後は現役ライダーらしい目線で公開テストの感想を述べていた。「パワフルでスピードがあることが体感できました。バイクに初めて乗る子どもにも乗りやすいと思いますし、バイクに乗る楽しさがきちんとあるので、これから乗ってみたいと思っている子にはもってこいですね。まだスピードが怖いという子どもには初心者向けのアトラクションで練習ができるということで、段階を踏んで挑戦できるシステムもいいと思います」と中須賀選手がアトラクションを総括。野左根選手は、「想像よりも速くて、自分の膝がすれるくらい楽しめました。子どもに戻った気持ちでしたね。カーボンパターンを使った外装がかっこいいですし、ハンドリングは非常に軽くてクイックでした」と試作車両の感想を語った。

真剣な表情で感想を語る現役ライダーたち


なお、「モトファイター」のオープン日である2019年3月2日(土)には、デコボコ道や一本橋といった立体的なオフロードコースにモトクロスバイクでチャレンジする「アクロバイク」が新登場。また、初めてのバイク体験に挑戦できる既存の人気アトラクション「キッズバイク」と「ピンキーバイク」もリニューアルオープンする。4種類のバイクを通して、小さな子どもから大人まで家族全員でチャレンジが楽しめるエリアが誕生することとなる。

吉橋和宏

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