東京ディズニーシーで11月8日(木)、スペシャルイベント「ディズニー・クリスマス」がスタートした。目玉は何と言っても、今年初めて公演される昼のハーバーショー「イッツ・クリスマスタイム!」だ。
記者はイベントスタートに先駆けて行われたプレスプレビューにて、同ショーを鑑賞したが、感動のあまり気づけば目に光るものが…。想像を上回る上質なパフォーマンスに、心を揺さぶられっぱなしの25分間だった。
「イッツ・クリスマスタイム!」の最大の見どころは、本格的な歌とダンスによるライブパフォーマンス。シンガーが見事な歌唱力で歌い上げるクリスマスの名曲が、ハーバーに響き渡る。
ワルツからジャズまで、使用されるクリスマスソングの曲調もさまざま。「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow」や「Jingle Bells」など、誰しも1度は耳にしたことのある名曲が次々とショーを彩る。
レベルの高いダンスパフォーマンスも魅力の1つ。なかでも、ショーの中盤で行われるタップダンス、フィナーレを飾るラインダンスは圧巻だ。タップダンスのシーンでは、軽快なステップはもちろんのこと、アドリブで展開される、シンガーによるスキャットとタップダンスの掛け合いもあり、ライブならではのエネルギッシュなステージを楽しめる。
さらに、フィナーレではパフォーマー全員がずらりと並び、息の合ったラインダンスでゲストを魅了!最後はクリスマスカラーのパイロ(花火)が打ち上がり、「メリークリスマス!」の掛け声と共にショーは幕を閉じる。
シンガーやダンサーのパフォーマンスに華を添えるディズニーの仲間たちの姿も、もちろん見逃せない。例えば、元気いっぱいにキレキレのダンスを披露するグーフィーとマックス、クラリスの美しさにメロメロのチップとデールなど、キャラクターたちの個性が光る見どころも多数。
個人的には、寂しそうにしているプルートのもとに、ミッキーマウスがプレゼントを持って駆け付けるシーンでは、すでに涙腺が弱くなっていたのもあり、思わずホロリとさせられた。
なお、ダッフィー&フレンズはサンタクロースと共に船に乗って、ショーの終盤にお目見え。上陸はしないので、ハーバーを周遊する際はお見逃しなく!
ミュージカルやショーが好きな人、東京ディズニーシーに来たら「ビッグバンドビート」は外せない!という人には特におすすめの「イッツ・クリスマスタイム!」。歌とダンス、クリスマスの名曲にたっぷり酔いしれて、最後はミッキーマウスたちの友情に、心がほっこり温かくなる…。そんな魅力がたっぷり詰まったクリスマスならではのショーを、大切な人と一緒にぜひ楽しんで。
スペシャルイベント「ディズニー・クリスマス」は、12月25日(火)まで開催中。
水梨かおる