高崎市美術館で「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」開催中

東京ウォーカー(全国版)

2018年9月23日(日)~12月2日(日)の期間、高崎市美術館で「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」が開催されている。群馬県高崎市出身で、武蔵野美術大学や東京芸術大学教授も務めた山口薫。没後50年を記念し、出身地である高崎で作品展を開催する。

高崎市美術館


「まるで、独り言を手がいう様に」描く高崎市出身の山口薫は、「詩らしきものが先に生まれ/絵があとにつづくときもある」と語る詩人であり、また高校や大学の教師も務めた。

同展では、地元の仲間や学校の教え子たち、影響を受けた画家などの作品も交えつつ、画家、詩人であり、良き教師でもあった山口薫の面影を偲ぶ内容となっている。

「港」(1949年)


「自画像」をはじめ、「箕輪城跡」や「港」「ノートルダァム」「紙箱と真田紐」など、山口薫が生前に残した作品の数々が堪能できる貴重な展覧会だ。

美術館内の展示風景


また、未来の教え子である山口の母校児童や地元アーティストとともに、改めて「山口薫先生」の絵から学ぶ機会を設けている。その他、「画家・山口薫ー山口薫が生まれるとき」と題したスライドトークや、ワークショップ、学芸員によるギャラリートークなどの関連イベントも展開する。山口薫の作品を見に高崎市美術館へ出かけてみよう。

ウォーカープラス編集部

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