仙台藩・東北の視点から戊辰戦争を紹介する「戊辰戦争150年」が仙台市博物館で開催中

東京ウォーカー(全国版)

宮城県仙台市の仙台市博物館で12月9日(日)まで、特別展「戊辰戦争150年」が開催されている。

実際に使われた錦旗も多数展示される写真は主催者提供


今から150年前、仙台藩は奥羽越列藩同盟を主導して新政府軍と戦い、降伏して明治の世を迎えた。

今展覧会では、幕府崩壊の契機となった開国から、鳥羽・伏見の戦いを経て、会津藩救済のため奥羽越の諸藩が結成した列藩同盟とその戦い、降伏後の歴史までを紹介する。新潟県立歴史博物館・福島県立博物館と共同で企画・開催し、それぞれの地域に所在する古文書や絵図、旗や武器等が一堂に会する貴重な機会だ。

【写真を見る】仙台藩の洋式軍隊である額兵隊の衣装展示も写真は主催者提供


担当者は「仙台市博物館では、奥羽越列藩同盟を主導した仙台藩の戦い(戦闘だけではありません)を中心とした展示構成を特色としています。征討軍派遣中止を求めた仙台藩主・伊達慶邦の建言書をはじめ、奥羽越列藩同盟旗や様々な形状の錦旗、同盟藩の軍服や武器など230件あまりの資料で辿る、150年前に起きた東北地方での戊辰戦争の歴史をご覧下さい」と展示の特徴を話す。

新潟県立歴史博物館と福島県立博物館と仙台市博物館の共同企画・開催がなし得た貴重な展示写真は主催者提供


仙台藩の歴史を紐解く同展覧会。錦旗や軍服、武器など貴重な資料が多く並ぶので、歴史ファンも必見のイベントだ。

ウォーカープラス編集部

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