あのスバルが“36万円”の自転車を限定発売!

東京ウォーカー

海外ブランドが席巻する自転車ブームに新しい流れが生まれるかもしれない。スバルブランドで知られる富士重工が、自転車の開発・販売を始める。99台限定の受注生産方式をとり、12/8から受注を開始した。発売される「SUBARU XB」は、街中からオフロードまで走れるクロスバイク。富士重工業の関係会社でスバル車の用品の開発・販売を手がけるスバル用品が企画、販売も担当する。

イギリスの「ジャガー」やフランスの「プジョー」など、海外自動車メーカー発の自転車は日本でも人気を博しているが、国内メーカーの参入は珍しい。「自転車ロードレースの大会スポンサーを担当していることもありますが、なによりユーザー様からの要望が強くあったことが今回自転車を販売するきっかけとなりました」(富士重工広報)。

気になる価格は36万円。巷で人気のクロスバイクの相場と比べてもかなり高い。「安くはありませんが、本物志向の方に乗ってほしいと考えています」(同)。たしかに、フレームにはしなやかさと耐久性を兼ね備えたクロームモリブデン鋼を使用し、パイプ接合部の仕上げの美しさにもこだわったオリジナルデザインを採用。さらに各パーツとも世界で高く評価されるトップブランドのものを装備するなど、クオリティは極めて高い。

新製品開発の予定はなく、また限定99台という点からも本格的な自転車事業参入というわけでななさそうだが、「SUBARU XB」の売れ行きは今後、自動車メーカーの事業展開の指標になるかもしれない。【東京ウォーカー/荒木紳輔】

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