2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の本格的な撮影が京都最古の禅寺「建仁寺」(東山区)で行われ、“浅井三姉妹”を演じる主演の上野樹里さん(三女・江役)、宮沢りえさん(長女・茶々役)、水川あさみさん(次女・初役)の三名と、鈴木保奈美さん(三姉妹の母・市役)、ミムラさん(細川ガラシャ役)ら豪華キャストが登場し、衣装姿を初披露した。
この「江~姫たちの戦国~」は記念すべき大河ドラマ50作目となる作品で、織田信長の妹・お市と浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。すでに8月19日からクランクインしており、今回「建仁寺」で行われたロケでは、信長の馬揃えを見物するために、伊勢から京の都にやって来た江・茶々・初の三姉妹と母・市らが寺めぐりの途中、明智光秀(市村正親さん)と出くわし、江たちが初めて光秀の娘・細川たま(後のガラシャ)に出会うシーンの撮影が行われた(第4回 2011年1月30日放送予定)。
会見では「上野さんにとって江とは?」という質問に対し、「姫って面白い生き物だなと思いました。姫たちそれぞれに違った強さをもっている。見る人たちも町も活気にあふれるようなものを発信していきたい」と力強いメッセージを述べた。宮沢さんと水川さんにとっては、この建仁寺でのロケが撮影初日となり、宮沢さんは「京都最古という歴史のある建仁寺、このようなすばらしい環境で撮影が出来て、とても役に入りやすかった」とコメント。水川さんは京都出身ということで「小さい頃から琵琶湖で遊んだりしていたので、このような自分の縁のあるところで撮影できて運命的なものを感じる」と意気込みを語った。
今後は9月7日から約2週間にわたって、京都府内の神社・仏閣や滋賀県内で、少女時代の三姉妹、浅井長政と市、信長、秀吉、家康ら武将などの出演シーンなどの撮影が予定されている。ドラマ「江~姫たちの戦国」は、2011年1月9日(日)からNHK総合テレビで毎週午後8時~同8時45分の放送。初回放送日は9時15分までの拡大版。
【関西ウォーカー編集部/近藤智樹】