山口県防府市にある小俣八幡宮で12月2日(日)、「笑い講」が開催される。
「笑い講」は鎌倉時代に始まった祭で、その年の豊作を感謝し、翌年の豊穣を祈念するため農作物を奉納する。それと一緒に3回の笑いを神様に献上するという、全国的にも珍しい神事。
担当者は「『笑い講』は全国的にも珍しい笑いの神事で、紋付き袴で正装した講員たちが、榊を手に『ワーハッハッハッ』と3回笑いあい、今年の収穫の感謝と来年の豊作を祈り、1年の憂さを豪快に笑い飛ばす年忘れの奇祭です。大道小俣地区に伝わる大歳祭りで、小俣八幡宮の社殿によると、西暦1199年(正治元年・鎌倉時代)から始まりました。
当時、この地方の21戸の農家が集まり、旧暦12月1日、大歳神を迎え収穫の感謝と、来年の豊作を占う神事で、昔は旧暦11月30日小俣八幡宮において、次の年の頭屋大歳神を譲る頭屋祭りが行なわれていましたが、現在は頭屋から頭屋へ引き継がれています。年末のめでたい行事の一つとしてマスコミで頻繁に取り上げられたことで、全国に知られる神事となりました」とその歴史を教えてくれた。
今年の開催場所は小俣八幡宮。全国的にも珍しい神事「笑い講」を見に行こう!
ウォーカープラス編集部