紅葉や温泉など、秋冬の会津若松は見どころが多い。そこで観光の際に立ち寄りたいラーメン店を3軒セレクトしてみた。〈■情報は発売中の「ラーメンWalker福島2019」より〉
チャーシューがドカ盛り!「坂新」
「麺&ダイニング 坂新」(会津若松市城西町4-38)は、「坂内食堂」の本家に生まれた店主が独立開業した店。「坂内の原点の味」として、背骨やアバラなどの部位を計算して組み合わせた豚骨オンリーのスープで勝負する。チャーシューの煮汁を醤油ダレに、塩けを抑えて仕上げた一杯は、ファン感涙の原点の味だ。
チャーシューめん(850円)は、豚骨のみで取ったとは思えない深みのあるスープの完成度が高く、最後まで飲み干してしまう人も。チャーシューは分厚いものの、脂っこさはなく旨味がしっかり。
透き通るような山塩スープ「大一」
「麺や大一」(会津若松市滝沢町6-22)。ホテルの日本料理の料理長を務めた店主は、会津の食材に造詣が深い。会津地鶏を主役に炙りアゴ(トビウオ)などを加えたダシに、希少な会津山塩や、自らプロデュースした西郷村産の山椒オリーブオイルソースなどを駆使し、珠玉の一杯に。縮れ多加水麺と相性もいい。
会津山塩らーめん(730円)は国産の豚骨、会津地鶏のガラと手羽、炙りアゴのダシに塩ダレを合わせ、穏やかなスープに仕上げた。裏磐梯・大塩の温泉水を薪で煮詰めた最高級の塩ダレを使う。
豚骨魚介つけ麺の実力派「弐瓶」
「つけ麺 弐瓶」(会津若松市東千石2-1-18)は、東京のつけ麺人気を見た会津若松出身の店主が、つけ麺文化がない地元にもブームを起こそうと開業。豚骨ベースに魚介を効かせた、都会的なつけ麺は会津若松の地でたちまち話題に。モチモチとした太麺も力強く、堂々人気店の仲間入りを果たしている。
つけ麺(中盛・820円) のつけ汁は豚骨ベースに、カツオ節やサバ節、昆布を加えてたいた濃厚なスープ。仕上げにネギ油と魚粉を加えている。スープがしっかり絡む太麺は弾力が抜群だ。
【ラーメンWalker福島2019 編集部】