ハイボールのラーメン!? 麺屋武蔵からおもしろ“新ラーメン”登場

東京ウォーカー

一躍ブームになり居酒屋を席巻している“ハイボール”がなんとラーメン界に進出! 「麺屋武蔵」と「サントリー」がコラボし、ラーメン全体でハイボールをイメージした「ハイボールラーメン」(800円)を作ったというのだ。

このラーメンのすごいところは、すべての素材に“ハイボール”を意識しているところ。まずは、麺。「麺は今までは、果実やゆずの皮などを入れて、風味を付けるか、フリーズドライにして風味を閉じ込めていました。しかし今回は、ラーメン界には新しい“発酵”という手法を取り入れました。発酵させることで、麺のクオリティを落とさずに、小麦本来の香りとハイボールの香りを出すことに成功しました」と話すのは、「麺屋武蔵」の矢都木さん。1か月もの試行錯誤の結果、“食感と香りを残す”、という究極の麺が出来上がった。

次に、ラーメンの命、スープ。スープは、麺屋武蔵の自信作、コクのあるトンコツ味だ。しかしコッテリしすぎず、麺の風味を生かすようなサッパリ感もあるような、一度食べたらやみつきになってしまう味だ。レッドペッパーも入っていて、ピリッとした辛さがあるので、さらに、ハイボールが飲みたくなってしまうかも。さらに、冷たいスープなので、残暑が残る中でも、最後の一滴まで爽やかに食べられる。

そして、トッピングもおもしろい。肉は、鶏肉を、レモンが入った酢の中に浸して、ハイボールの“トリス”をイメージさせたという、凝った演出。ボリュームも満点なので、ガッツリ食べたい人にはもってこいだ。また、“氷”にみたてたジュレは、ウイスキーの煮詰め具合を3段階に分けたものを入れ固めて、ぷるぷるっとした食感ながらもハイボールの風味が楽しめる、という工夫が効いた逸品。そして、仕上げに、アルコールをとばしたシュワシュワっとした泡をつけて、「ハイボールラーメン」が完成した。

このラーメン、一言で言うと“さっぱりだけどコクがある”という感じ。朝10時に食べた記者(女)も、思わず「ウマイ!」と言ってしまったほどだ。しかも、ハイボールを使いながらも、沸騰させてアルコールをとばしているので、朝からでも、仕事中でも、また、子供でも気軽に食べられる、というところが、さらに嬉しいところなのだ。

この気になる「ハイボールラーメン」は、9月15日(水)から、「麺屋武蔵 無骨」(御徒町)、「麺屋武蔵 二天」(池袋)、「麺屋武蔵 神山」(神田)、「麺屋武蔵 武仁」(秋葉原)で販売スタート。予定では1か月間という期間限定の販売なので、気になる人は早速訪れてみて。鶏ガラのコクが効いたあっさり塩味のスープと、香ばしいこだわり麺の“新食感ラーメン”を、楽しんじゃおう! 【東京ウォーカー】

注目情報