三羽省吾の同名小説を原作に、ジャニーズJr.の安井謙太郎が初主演を務める映画『ニート・ニート・ニート』。11月24日(土)、大阪のなんばパークスシネマにて公開2日目の舞台挨拶が行なわれた。
本編上映後に主演の安井謙太郎をはじめ、共演の山本涼介、森田美勇人(ジャニーズJr.)、灯敦生、宮野ケイジ監督が登壇した。
映画『ニート・ニート・ニート』は3人のニートと1人の少女が夏の北海道を舞台に、縦横無尽な逃避行を繰り広げるロードムービー。苫⼩牧市、札幌市、稚内市、阿寒湖などの名所を巡り総移動距離3300キロメートルを超えるロケを行なったという。
安井は「山本君はロケ慣れしててすごい」と話し、モバイルバッテリーの準備や現場での動きも熟知していてジャージを着ていたという。対して森田は「充電器を忘れてよく山本君から借りていた」とロケの準備不足を白状、さらに安井から「でも1回借りて山本君が持ってるのが分かるとずっと当てにして悪いと思った。それに森田君は最初は気合い入れて私服を着ていたけど、朝現場に入って衣装に着替えると夜まで撮影をしてそのあとホテルに帰るだけ撮影中の流れに気付いて途中からジャージを着ることにした」と恥ずかしい内容を暴露されてしまう。
この日は2025年大阪万博の開催が決定したということもあり、安井は「こんな万博が決まったタイミングで舞台挨拶できるなんて何かのご縁を感じます。この映画は皆さんのお陰で公開館数が増えました作品です。撮影中も公開スタートしてからも皆さんと一緒に進んでいく作品だと思うので、ぜひ大阪の人のエネルギーも借りたいです」と呼びかける。そこで周りが安井の言う『万博』のイントネーションがどこか変だと指摘。撮影現場でも登場人物の「キノブー」の呼び方がおかしいとイジられていたという安井はどこか関西人っぽいイントネーションに気付き「僕、関西人なのかな」と冗談めいて話すと、すかさず山本から「違います、神奈川です」とピシャリとツッコミが入り会場は笑いに包まれた。
桜井賢太郎