桃月なしこ×宮本彩希×火将ロシエル×くろねこ×うらまる、人気コスプレイヤーにコスプレ文化の“今”を訊く!

東京ウォーカー(全国版)

いまや日本を代表するポップカルチャーの一角として、幅広い層に浸透しつつあるコスプレ。その現状や今後の展望について、多方面で大活躍中の人気コスプレイヤーに語ってもらった。

左より、人気コスプレイヤーの くろねこさん、火将ロシエルさん、桃月なしこさん、宮本彩希さん、うらまるさん


今回、取材に協力してくれたのは、コスプレイヤーの桃月なしこさん、宮本彩希さん、火将ロシエルさん、くろねこさん、うらまるさん。5人は、10月27日(土)・28日(日)に池袋・東口エリアで開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2018(以下、池ハロ)」内のイベント「ガチ撮影エリア」にゲスト出演。撮影の合間を縫って、インタビューに答えてもらった。

ちなみに「ガチ撮影エリア」とは、キャノンマーケティングジャパンが実施した、カメラ初心者でも手軽に写真撮影を楽しめるイベント。参加者には、同社の一眼レフカメラ「EOS R」や「EOS 5D Mark IV」が貸し出され、約10分間、自由に撮影が可能。イベント中に撮影した写真はすべて、持参したSDカードで持ち帰れるようになっている。

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さっそく出演の感想を聞いてみると、桃月さんは「昨年もゲストとして招待していただいたんですけど、台風の影響で中止になってしまって…。今年は無事に開催でき、大勢のカメラマンさんに撮影していただけて、すごく嬉しいです」と話してくれた。

続いて、ロシエルさんからは「コスプレイヤーとしては、美肌モードが搭載された最新のカメラで撮っていただけるのが嬉しいですね。撮影の合間にはシャボン玉が飛ぶなど、演出も凝っていて、参加されたカメラマンさんからも『おもしろかったよ』と言ってもらえて。すごく楽しいイベントでした」との感想が、池ハロ初参加のうらまるさんからは「前々からすごく興味のあったイベントなので、今回、このような形で参加させていただき、本当に嬉しく思っています。大勢のカメラマンさんが参加されて、すごく盛り上がっていたので、私もいつもよりテンション高めで楽しませていただきました」とのコメントが飛び出した。

オリジナル衣装で『池袋ハロウィンコスプレフェス2018』に参加した火将ロシエルさん


コスプレ人口のさらなる増加に期待!


昨今では、インターネットで手軽にコスプレ衣装が購入できるようになり、大型のコスプレイベントも全国で続々開催されるなど、一昔前と比べて、コスプレを取り巻く環境は大きく変わりつつある。

こうした現状について、率直な意見を聞いてみたところ、桃月さんは「私がコスプレを始めたころは、今ほどコスプレが世の中に認知されていなくて、こっそり楽しむ趣味…というイメージでした。それが広く知られるようになり、気軽に『趣味はコスプレです』と言えるようになったのは、すごくいい変化だと思います」とコメント。

『アイドルマスター シンデレラガールズ』の白坂小梅に扮する くろねこさん


また、くろねこさんも「以前はコスプレをしたくても、周りにやっている友だちがいないから、なかなか一歩を踏み出せない…という人が多かったと思うんですけど、ここ数年で、気軽にコスプレを始められる環境が整ってきたので、コスプレ人口はこれからさらに増えるでしょうね。コスプレを楽しむ人が増えて、それを見た人もまたコスプレが好きになっていく。いい連鎖だと思います」と、独自の見解を聞かせてくれた。

オリジナル衣装で『池袋ハロウィンコスプレフェス2018』に参加した宮本彩希さん


その一方、今年は全国のハロウィンイベントでトラブルが多発し、報道番組でも取り上げられる機会が非常に多かった。こうした問題点に対し、宮本さんは「大勢の方に、コスプレを身近に感じてもらえることは嬉しく思っています。とはいえ、コスプレをすれば何をしてもOK…というわけではないので、他の人の迷惑にならないよう、ちゃんとルールを守って、イベントを楽しんでほしいですね」と話してくれた。

『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ルビィに扮する うらまるさん


最後に、今回の取材協力してもらったコスプレイヤーたちに今後の目標を聞いた。

「目標というほど大それたものではないんですけど、男装にも挑戦してみたいですね。いろんなコスプレを経験して、もっとコスプレのジャンルを広げていきたいです」(桃月)

「私も男装をやってみたいです。最近は、かわいい女の子キャラのコスプレをする機会が多かったので、男装やクールなキャラクターのコスプレにも挑戦したいです」(うらまる)

「『L'erable(レラブル)』というコスプレブランドを立ち上げたので、より多くの方に知っていただけるよう、さらに活動の幅を広げていきたいです。それと最近、運動不足で体力が低下しているので、ジムに通って体を鍛えたい…というのも、個人的な目標です」(宮本)

「『コプルト』という芸能事務所を設立して、メイドカフェの運営やバンド活動にも取り組んでいるんですけど、それだけにとどまらず、いろんなことに挑戦したいですね。それとコスプレイヤーの中には、趣味の範囲で留めておくにはもったいないくらい、才能のある人も大勢いるので、そういった人たちがさらに活躍できるような環境作りにも取り組みたい…というのが、現時点での大きな目標です」(ロシエル)

「ただ衣装を着て、写真を撮ってもらって満足するのではなく、“コスプレイヤーだから出来ること”を模索していきたいですね。コスプレをしながらクラブイベントでDJに挑戦したり、2.5次元ミュージカルのようなお芝居に挑戦したり。コスプレには、まだまだいろんな可能性があるので、新しい楽しみ方を見つけていきたいです」(くろねこ)

ソムタム田井

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