【福岡のカフェ】コーヒーと真摯に向き合い、質を高めていく「あつみ珈琲」

九州ウォーカー

店主の川島佑太さんは勤勉で、コーヒー愛がとても深い。以前はサラリーマンだったが、奥さんと一緒に店を持つという夢を叶え、3年半前に同店をオープン。焙煎はもちろん、コーヒーに関しての知識が浅かったため、とにかく勉強を重ね、自分たちが考える“おいしいコーヒー”を形にしていった。

15:00まで注文できるモーニング&ランチセットのおすすめ「ゴロゴロベーコンエッグ」(842円)


2017年、2018年の2年連続で「ローストマスターズチームチャレンジ」に参加するなど、同業種の人たちと接することで知識を増やし、自身の焙煎に反映させている。2018年はリーダーとしてチームをまとめたというから、着実に焙煎技術に磨きがかかっている証だろう。

焙煎度が異なるあつみブレンド


競技会に積極的に参加するなど、焙煎技術を日々磨く川島さん


そんな川島さんはユニークなプレゼンを行っている。それが、同店の柱となる3つのハウスブレンドだ。「全く同じ3種の豆を同比率でブレンドしていますが、浅・中・深と異なる焙煎度合いにしています。飲み比べていただき、焙煎による味の違いを感じてもらいたくて」と川島さん。もちろん味わいはそれぞれでガラリと変わるが、すべてに共通しているのが、余韻に感じる甘味。

川島さんは「焙煎する際に一番気をつけているのがクリーンカップ、そして甘味です。どんな食べ物でもそうですが、素材由来の甘味がおいしさの大切な要素だと思うので」と話す。

笑顔で出迎える川島さん夫妻


明確においしさの基準を持ち、それを表現するために日々勉強に打ち込む。その姿勢に素直にロースターとしての気概を感じた。

[あつみ珈琲]北九州市小倉北区片野1-1-10 / 093-982-3465 / 9:30〜20:00、土曜・日曜・祝日〜18:00 / 火曜休み / 11席 / 禁煙 / コーヒー1杯 486円~

九州ウォーカー編集部

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