ものまね芸人の原口あきまさ、ホリ、山本高広、ミラクルひかる4人のものまねライブ「変人」。2012年の立ち上げ以降、全国各地で公演を行い、1月に満を持して大阪に初上陸。お笑いの聖地でも爆笑の渦を巻き込こし、伝説のライブと語り継がれるほどの大盛況だった。その「変人」が新ネタを引き下げ、2019年1月に再上映。パワーアップして帰ってくる大阪公演に向けて、原口あきまさ、ホリ、山本高広、ミラクルひかるが記者会見を行い、意気込みを明かした。
2019年1月の大阪公演のチケットがすでに完売し、追加公演が決定したことが告げられると、4人は嬉しそうな表情に。記者会見では、原口は明石家さんま、ホリは木村拓哉とえなりかずき、山本は織田裕二と浜田雅功、ミラクルひかるは浅野温子と自慢のものまねを披露しながら大阪公演をアピール。ライブなさがらのものまねに集まった記者たちを笑わせた。ここからは4人へのインタビューをレポートする。
ー前回が初めての大阪公演でしたが、手応えは?
原口「最初は本当に不安でしかなかったんですが、お客さんがみんな立って拍手で迎えてくれて。『そんなに喜んでくれるんだ!』とびっくりしたし、嬉しかったです。チップはもらえませんでしたが(笑)」
ホリ「しゃべくり文化のイメージがあったので、自分たちも構えていたところがありました。でもやってみると、楽に笑ってくれているのかなって思って、すごく楽しかったですね。チケットの売れ方が大阪が一番早かったと思います。自分たちの予想とは違ってました」
山本「めちゃくちゃウケたというイメージしか残ってないですね。すぐにまたやりたいと思いましたし。今回の大阪公演で一番ヤル気があるのが宮根誠司さん。飛び入りもあるかもしれません」
ミラクル「私は関西出身で、大阪はものまねの畑がないみたいに言われていますが、関西にもものまね文化はちゃんとあるんですよね。何も考えずの笑えるっていうのはものまねぐらいしかないと思います。楽しけりゃいいんだということが発信できたので、誇りをもって続けていきたいです」
原口「あと、ものまねをしながら漫才やコントをやるので『間』とかも見られている気がしてプレッシャーありましたね」
ホリ「ゴシップっぽいネタもあったので、大阪の人は好きなのかなって気もしました」
山本「ものまねの漫才とコント、あと歌もあって。僕らもそんなに自信があったわけじゃないけど、お客さんがものすごく喜んでくれましたね」
ミラクル「今まで見たことがない盛り上がりでしたもんね」
ー今回の新ネタは?
原口「『あーあったなー』みたいな事件を取り扱ったりとか(笑)テレビではタブーなネタをライブでは体験できます。前回もそういうネタで笑っていただけるのを見て、皆さんストレスが溜まっているんじゃないのかなって(笑)」
山本「4人でテレビに出ることってなかなかないですしね」
原口「ものまね芸人4人でライブするとなると、だいたい一人30分ぐらいのショーをやるのかなって思われますけど、あくまでもコラボがメイン。後半の歌ブロックは、ここでしか見ることができない特別なコラボが生まれます!」
ミラクル「個人の独特の癖みたいなのがバレちゃうんじゃないかなって思いますけど(笑)」
ーこのメンバーだと原口さんがリーダーですか?
原口「僕のことみんなが勝手に座長って呼び始めて。スベったら責任は全部僕のせいですよみたいな感じでしょ(笑)」
ホリ「頼りにしているってことですよ」
ミラクル「だって原口さんのこと嫌いな日本人いますか?」
原口「結構いるのよ。『原口よりホリの方が面白い』って(笑)あと、ミラクルみたいな女性が1人いた方がネタが広がります」
ミラクル「ホリさんが『お前が男だったら、俺すげぇライバル視しちゃうよ』って言ってくれましたもんね」
原口「ホリはミラクルのことを口説いてましたから(笑)でもミラクルのファンも多いよね」
ミラクル「工藤静香さんのものまねで『反応しちゃいました』って人もいました(笑)」
原口「いい意味で興奮できるライブってことかな(笑)僕ら変人が繰り出すネタで笑うお客さんが一番の変人なんです。それをライブで言ったら、お客さん全員が頷くんです(笑)」
ーネタは誰が考えているんですか?
原口「みんなで集まって大まかなくくりから誰がハマるかなってレパートリーを出し合って当てはめていくパターンですね。でも基本的にはやりたいネタを出していきます」
ミラクル「打ち合わせ、長い時は10時間ぐらいありますよね」
原口「それでも決まらないときもあります。1日ずっとニュース見てネタ探しているときもあります(笑)」
ホリ「結果、稽古の時間が一番ない(笑)ほぼ稽古してないですもん」
山本「メンバーでキレイに分かれてるんですよ。原口さんは稽古嫌い、ホリさんは稽古好き、ミラクルは稽古に来ない(笑)」
原口「ホリは本当に真面目。歌ネタのメロディが少し違うって言われただけで、自分の衣装ラックの横に座って存在消して練習してるんですよ。かといえば、山本君も1人でステージで練習しているから声かけたら『この部分、ミラクルと呼吸が合わないんですよね』って。じゃあミラクルと練習しろよ!って(笑)」
ミラクル「私は本番で練習と違うことをやらないとテンションが上がらない(笑)」
原口「全部の公演を観に来るお客さんもいますけど『違うライブを観ているようでした』って感想もいただきました」
山本「僕とホリさんはきっちりセリフ通りですけど(笑)」
ホリ「この4人のバランスがいいって言われるよね」
原口「この4人じゃないとダメかもしれない」
山本「もし原口さんが抜けたら、俺らほいけんたさんとやります(笑)」
ー最後に大阪公演にかける意気込みをお願いします!
ミラクル「まるで科学反応のような、ちょっと目線が変な集団のショーを観に来てください!」
山本「興味のある方はぜひ観に来てほしいです!」
ホリ「お子さんから高齢の方まで楽しめるように最近から昭和のネタまでやります!」
原口「お客さんも一緒になって楽しめるし、ライブならではの一体感もあります。ぜひ観に来てください!あと、このメンバーをまとめるのは本当に大変です(笑)」
山根翼