アニメ「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」でハルの声を担当
19年1月9日(水)よりアニメ「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」の放送がスタートする。この作品の主人公は、人間の朏 素晴(みかづきすばる)とネコのハルで、山崎はるかさんはハルの声を担当。そこで、放送に先駆けて、作品への思い入れや見どころについて、山崎さんにお話を聞かせてもらった。
―アニメ「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」で、ネコのハルの声を担当されますが、この役に決まった時の気持ちは?
「もともとネコが大好きですし、実際に飼っているので、この役が決まった時はすごくうれしかったです。人間とネコの二人が主人公の作品で、ネコ役を演じられるというのはネコ好きとしては、とにかくうれしい!という気持ちでした」
―原作はすでに読まれていたんですか?
「オーディションを受ける時に初めて読ませていただきました。こんなマンガがあったなんて!と驚きました。マンガで同じシーンを人間目線とネコ目線で描いている作品は珍しいと思いましたし、物語が進むにつれて、どんどんネコも増えていくので、面白くて一気に全巻読んでしまいました(笑)」
―オーディションでハル役を演じる際は、どういう気持ちで臨まれましたか?
「最初は台詞をネコっぽく喋った方がいいのかなと思っていたのですが、『ネコを意識しすぎなくてもいいのかな』と思うようになりました。オーディションのセリフの中に普段の喋りとは明らかに違うテンションの部分があったんです。それは、ハルちゃんのご飯が大好き!という気持ちが表れているセリフだったので、普段のテンションとご飯を目の前にした時の差をハッキリつけて演じてみようと思いました。ハルちゃんの食いしん坊なところがすごく可愛いなと思ったので、そこをキャラクターとして引き立たせてみようと思いました。あとは、ネコ好きなので、そういう気持ちも声に込めたので、それも届いたのかな?(笑)」
―実際に演じてみて、ハルはどんなキャラクターだと感じましたか?
「思っていたよりも野良ネコ感が強いなって。最初に原作を読んだ時は、私がネコ好きなこともあってハルちゃんのネコらしいかわいらしさが印象的だったのですが、強がっている部分や、野良だったゆえに、ご飯がないと死んでしまうかもしれないという危機感を持って生きている子なんだなと感じました。『いつご飯にありつけるかわからない。だからご飯は大事なんだ!』って。そして弟たちを守ろうと必死に頑張るしっかり者で芯の強い子なんだなと感じています。」
―このアニメの見どころは?
「一つのお話がハルちゃん目線と素晴くん目線で描かれていて、すれ違いがありつつも、ふたりはゆっくりと絆を深めていきます。素晴くんがハルちゃんと暮らすことで変わっていく様子とか、ネコって不思議な力があるんだなと思いながら、楽しんで見ていただけるとうれしいです」
―では最後に、今後、お仕事でどんなことに挑戦したいと思っているのかを教えてください。
「この時代だからこそ、という仕事をしてみたいです。例えば、AIの声を担当してみたいです。かなり大変だと思いますが、音声合成技術を使ったキャラクターの声とか。声を録られた方から『意外と収録が面白かった』と伺ったので、ぜひ挑戦してみたいです。もちろん、アニメでいろんな役を演じてみたいという気持ちはありますが、そういう未来感がある面白いお仕事にも興味があります」
撮影=石塚雅人 取材・文=田中隆信 ヘアメイク=竹澤真紀(エミュー)
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一