指原莉乃(HKT48)「女性アイドルは活動できる期間が短いので、今しかない“はかない”ものだと思ってもらえれば」

東京ウォーカー(全国版)

TIFのチェアマンを担当する指原莉乃さん(HKT48)


 夏恒例のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」(以下、TIF)が、19年も8月2日(金)から4日(日)までの3日間に渡って開催される。10年にスタートしたTIFは、初回は品川での開催だったが、2回目以降はお台場・青海周辺エリアで開催されており、19年は記念すべき10回目となる。12月15日のコンサートでHKT48から卒業することを発表した指原莉乃さんは、17年、18年に続き、19年もTIFのチェアマンを担当することが決定。TIFを盛り上げるべく、多種多様なアイドルをゲストに迎えてトークを展開するアイドルバラエティ番組「この指と〜まれ!」のMCも担当しているが、19年元旦の4時から特番「祝!TIF10周年 この指と〜まれ! 2019元旦SP」の放送が決定。そこで、TIFの魅力と元旦の特番について、指原さんにお話を聞かせてもらった。

【写真を見る】指原莉乃さん「みなさんが健康で楽しめるのが一番です」


―指原さんはチェアマンを務めつつ、HKT48のメンバーとしてTIFのステージを経験されていますが、TIFに対してどういうイメージを持っていますか?

「チェアマンと言いながら、大したことは何もしていないのですが(笑)、すごく楽しいイベントです!お客さんがみんなテンション高いですし、たくさんのアイドルが出演していて、それぞれが盛り上げて次のグループにバトンタッチで繋いでいく感じがTIFの大きな魅力だと感じています。今年、HKT48はPASSPO☆さんの後のステージで、ものすごく盛り上がった状態で繋いでもらったので、すごく印象に残っていますね」

―今年のTIFは気温も高くて暑かったですけど、出演されているアイドルの皆さんやお客さんも熱かったです。

「本当に盛り上がりがすごかったですよね。でも、暑かったけれど、メインステージが屋内に戻ったので、環境としては去年より良かったと思います。みなさんが健康で楽しめるのが一番ですから」

指原莉乃さん「ゲストに対して、踏み込み過ぎないところもこの番組のいいところです(笑)」


―MCを務められている番組「この指と〜まれ!」(フジテレビ)もseason2まで放送され、19年の元旦には特番「祝!TIF10周年 この指と〜まれ! 2019元旦SP」としての放送も決定しました。

「はい。先ほど番組の収録が終わったばかりですけど、相変わらず楽しいです。土田(晃之)さんは記憶力が良くて、私よりもアイドルに全然詳しいんですけど、興味ないという雰囲気を出して、ゲストのアイドルと絶妙な距離感を保っているところがさすがだなと思いました。ゲストに対して、踏み込み過ぎないところもこの番組のいいところです(笑)」

―今回のゲストも個性的なアイドルやグループが多いですが、中には前回ゲストで来た時とメンバーの数が違うグループも。

「男性のアイドルに比べて、女性アイドルは活動できる期間が短いので、卒業してメンバーが減ってしまったり、逆に、新しいメンバーが加入して増えていたり、一年の間でも入れ替わりが激しいです。ですから、『このメンバーでのステージが見られるのはこれが最後かも』という感じで、今しかない“はかない”ものだと思ってもらえれば」

―「今、見ておかないと!」という感じですね。

「はい。卒業や新加入というのは、どのグループにも起こりうることですから」

―ただ、今回のゲストの1組、大宮I☆DOLLのように、最年長メンバーが31歳というグループもいますし。

「そうなんですよ。勇気をもらえますよね。年上の皆さんが頑張っていると、『ありがたいなぁ』と思います」

指原莉乃さん「楽しむだけじゃなくて、たどり着けない子もいるということを意識して、その上でTIFを楽しんでもらいたいなと思います」


―今日の特番の収録で、印象的だったことは?

「TIFにはたくさんのグループが出演していますが、出たいと思っているアイドル全員が出られるわけではないということを改めて実感しました。このイベントに出るために競い合って、勝ち取るグループがいるわけです。その熱意と思いはしっかりと伝わってきますし、ステージを見ていてグッときます。TIFに出演できたうれしさを語っている時に、涙を流されたのを見て、ちょっと考え直すというか、『当たり前のことじゃないんだな』と思いましたし、初心を思い出しました」

―今年はHKT48をはじめ、AKB48 TIF2018選抜、AKB48 Team8、AKB48フレッシュ選抜、SKE48、NGT48、STU48、初出演となったNMB48とBNK48と、AKB48グループがたくさん出演されました。

「すごくお世話になりました。AKB48グループはフェスにあまり慣れていないので、こういうイベントに出演するときは、教えてもらうという気持ちで出てほしいなといつも思っています。また次も出させていただけるのであれば、楽しむだけじゃなくて、たどり着けない子もいるということを意識して、その上でTIFを楽しんでもらいたいなと思います」

―元旦の特番、そして19年夏のTIFを楽しみにしております。

「はい、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思っています。よろしくお願いします!」

撮影=石塚雅人 取材・文=田中隆信

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一

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