年始から2月下旬にかけて、和歌山県東牟婁郡の田原海岸では「田原の海霧」と呼ばれる現象が発生する。
「田原の海霧」とは、放射冷却により田原川上流にたまった霧が川を下りながらその量を増していき、暖かい海に出たところで濃くなって表出することによって生まれる自然現象。年に4~5回、特に発生しやすい時期があり、大勢のカメラマンが何日も泊り込み、シャッターチャンスを狙うことでも有名な絶景スポットである。
特に海霧の中から昇る太陽は「神々の国・熊野の地」を彷彿させ、眼前に雄大な世界が広がる。海に浮かぶ奇岩とのコントラストも美しい。この時期にしか出会えない絶景を見に、田原海岸へ出かけてみよう!
ウォーカープラス編集部