ワンマンライブ「山崎エリイ SPECIAL LIVE〜夜明けのシンデレラ〜」を開催!
12月23日、声優・歌手として活躍中の山崎エリイさんがワンマンライブ「山崎エリイ SPECIAL LIVE〜夜明けのシンデレラ〜」をAiiA 2.5 Theaterで開催した。昼・夜の2公演が行われたが、ここでは昼公演の模様をレポートする。
開演時間となり、シャボン玉のような透明なバルーンが飾られたステージに山崎エリイさんが登場し、ライブがスタート。オープニング曲は、11月21日にリリースした最新アルバム『夜明けのシンデレラ』のリード曲「a little little thing」。ポップな曲を会場のファンも手拍子で盛り上げていく。
歌い終わると「みなさん、こんにちは!今日は楽しんでいきましょうね!声出してくれますか?」と呼びかけ、アップテンポな「星の数じゃたりない」を披露。ファンも大きな掛け声で応え、一体感を作り上げた。
さらに「Steady」「未完成のキャンパス」を続けて聞かせた後、「みなさん、こんにちは!来てくださってありがとうございます!」と改めて挨拶をして「朝からずっと緊張していて、今朝、胃が痛くて起きました(笑)」と、ライブ当日の朝の心境を告白。そして「11月21日に発売したアルバムタイトルから、そのままライブのタイトルにもしております。リアルとファンタジーの間のような、時にフワッと、時に鋭く、そういったライブにできたらと思っていますので楽しんでください」とライブのコンセプトを説明。さらに「今回、ナポレオン風の衣装にしてみました!後ろがスワロウテイルになっていて、お気に入りポイントです」と衣装について紹介した。
続いて、「会場のみなさん、ご協力していただいてもよろしいでしょうか? お昼のみなさん限定の、お昼のみなさんだけに歌う曲を1曲セレクトさせていただきました」と言って、「Zi-Gu-Za-Gu Emotions」を披露。ちなみに夜公演限定曲は「ドーナツガール」だった。
「My Twilight」「Starlight」をじっくりと聞かせた後、衣装をチェンジし、「Flowery Dance」で後半がスタート。
「cakes in the box」「十代交響曲」と立て続けにシリアスな雰囲気でクールな歌声を聞かせた。「Vivid my world」ではラップパートをファンが大合唱。「(ラップ部分の歌詞を)覚えてきてくださったんですか!ありがとうございます」と山崎さんも驚いた様子。
「後半はミステリアスだったり、ダークだったり、クールな楽曲をギュギュッとまとめて歌わせていただきました」と説明し、前半のポップな雰囲気とは違うことについて、「これは山崎エリイではなくて“山崎ワリイ”の発動だなと思いまして(笑)。エリイが悪くなると“ワリイ”というキャラクターになるとスタッフさんに言われてからは“ワリイ曲”と言われることが多くなりました」と話した。そして、後半の衣装について「お気に入りの衣装なんですけど、羽根ドレスでフワフワがいっぱい付いていて、ちょっとクラシックバレエっぽい感じになっています」と解説。
終盤は、「Dreamy Princess」をステージから客席に下りてファンに近いところで歌い、「シンデレラの朝」で本編を締めくくった。
アンコールではアルバム「夜明けのシンデレラ」のラストに収録されている「ラズベリー・パーク」から始まった。9分に及ぶドラマティックな大作を聞けるのもワンマンの楽しみのひとつだと言える。「初めてのチェックで、ちょっとクリスマスの感じになっています」と衣装についても解説。
「先ほど始まったかと思った昼公演が、もう終盤ということで、本当に時間がたつのは早いなと感じているのですが、早いと思う気持ちにさせていただくのもみなさんのおかげです。楽しい時間を本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、これまでの活動を振り返って「何事も、好きなことに対してもっともっとのめり込みたいけど、好きなものをお仕事にすると、時に苦しいこともあります。でも、その苦しさは好きなものだからこそ味わえるものだと私は思っています」と歌える喜びも伝えた。
「なんと、今日はクリスマスプレゼントとして、来年1月から放送する『デート・ア・ライブⅢ』のエンディングの曲を初披露したいと思います!昼公演のみなさんが最初に聞く方々です」と新曲「Last Promise」を初披露。そして「全部キミのせいだ」でライブは終了。山崎エリイさんのポップさとクールさの両方が楽しめるライブとなった。
本公演で初披露した「Last Promise」は19年2月27日(水)にリリースされることが決定している。
取材・文=田中隆信
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一