元KARAのニコルさんが充電期間を経て、本格的にソロ活動を再開した。12月23日、大阪の松下IMPホール(12月20日開催)に続き、品川インターシティホールでファンミーティング「Comeback NICOLE Our Christmas List」を開催。
2年ぶりのファンミーティングということで、会場にはニコルさんとの再会を待ちわびた大勢のファンが駆けつけた。たくさんのペンライトが光る中、黒のセクシーなミニスカート姿でニコルさんが登場し、今の季節にぴったりなポップな恋愛ソング「Don’t stop」からスタート。少し緊張している様子だったが、男女5人のバックダンサーを従えて、パワフルなダンスも披露した。大きな拍手と「ニコル!」という声援が飛び交う中、男性ダンサーとの濃密な絡みから始まる「Say Good bye」では、しなやかでキレのあるパフォーマンスでファンを魅了。
トークコーナーは、韓流の名MCでも知られる古家正亨さんが司会を担当。ニコルさんは「すごいドキドキしています。(控えの)部屋で(ファンが会場に)入ってきている映像を見ていたら緊張しちゃって」と、開演前の心境を上手な日本語で話した。来日前に日本のドラマを見ながら、イントネーションなどの練習をしてきたそう。クリスマスにちなんで、古家さんから「プレゼントは何がほしいですか?」と聞かれ、「背がもうちょっと高くなりたいです、3センチくらい」と回答し、会場を和ませた。ちなみに大阪会場では「21歳の体力」と答えていた。
明るくチャーミングなニコルさんの魅力が感じられたトークの後は、「私が好きな曲をダンスチームと一緒に、新しいパフォーマンスを作りました」と紹介し、アリアナ・グランデの「Stay Good bye ft. Nicki Minaj」をカバー。ダンサーたちとの激しいダンスにファンの視線を釘付けに。続いて、ソロデビュー曲の「MAMA」を、セクシーさを感じさせるパフォーマンスと共に披露した。
ここでスクリーンに映像が映し出された。それは、充電期間中にニコルさんがひとりで訪れたヨーロッパ旅行の様子だった。オフでのリラックスした表情が見れれた映像に、ファンも見入っていたが、「昔から映像を撮ることや編集するのが好きで、いつかファンの皆さんに見てもらえるチャンスがあるんじゃないかなと思って」と、ニコルさん自身が撮影・編集したことを明かした。その後は、サンタの衣装に着替えて、アンケートに答える企画「答えてニコルサンタさん♡」が展開したが、いろんな質問に対して、ニコルさんは自身の経験や考えを交えて誠実に答えていた。さらに、ケリー・クラークソンのカバー「My Grown Up Christmas List」を挟んで、ファン参加のお楽しみコーナー「ニコルの何て言ったでしょう」も展開。ニコルさんの日本語の口パクを選ばれた5人のファンが読み解くという内容で、大いに盛り上がった。
今回のファンミーティングの見どころの一つとなったのがDJ NICOLEによる「DJタイム」。ミラーボールのようにキラキラと輝く衣装に着替え、友達やスタッフにも見せたことがないというDJ姿をファンに初披露。DJミキサーを巧みに操作し、会場をクラブハウスへと変えていった。
魅力である元気さとセクシーさの両方を見せつつ、充電期間中に様々な経験をしてさらにその輝きを増したニコルさん。趣向を凝らしたファンミーティングは、ファンを楽しませたいという思いが詰まっており、2019年の日本で勢力的に活動するという約束は、ファンにとって最高のクリスマスプレゼントとなった。
文=田中隆信
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一