福島の名物・白河ラーメンと言えば、鶏の旨味が凝縮した清湯スープや手打ち麺の印象が強いが、トッピングのチャーシューも見逃せない。そこで、肉が主張する3店をセレクトしてみた。〈■情報は発売中の「ラーメンWalker福島2019」より〉
希少なカブリを含む絶品のワンタンチャーシュー「いずみや」
「白河手打中華そば いずみや」(郡山市七ツ池町17-22)は、白河ラーメンを徹底して食べ歩いた店主が「ダントツに旨い」と感じた郡山市の有名店で修業後に開業した。白河だけに麺はもちろん手打ち。
「ワンタンチャーシュー麺」(1,250円)は、希少なカブリを含む4種のチャーシューをすべて味わえる豪華な一杯。正統派の白河流手打ち麺はモチモチ食感が絶妙。ワンタンは多すぎず少なすぎず、程よい肉の量を追求している。
麺は寝かさずに独特の味わいに「つむら家」
「白河手打中華そば つむら家」(西白河郡矢吹町八幡町834-1)は、18年2月に同じ矢吹町内で移転リニューアルした人気店。会津地鶏など4種の地鶏のガラと丸鶏をたき込む無化調の鶏清湯スープは不変だが、メニュー構成の一部を変更した。
「ワンタンチャーシューメン」(1,050円)は、白河の代名詞的な一杯。旨味が強いスープと好相性な自家製麺が特徴だ。麺は寝かさずに当日に出すため、空気感のある噛み応え。3種のチャーシューを味わえる人気メニューで、手作りワンタンも美味。
麺はすべて手作業で仕上げる「麺匠ぜん」
「手打ち中華 麺匠ぜん」(郡山市富久山町久保田字大原104-11)は、伊達鶏をはじめ、4種の地鶏のガラと丸鶏にゲンコツを加えてたく鶏清湯スープが絶品。約40㎏を仕込むという鶏の旨味が強烈だ。一方、麺はすべて手作業による”真の手打ち麺“。機械を使うのは切る時だけ。
「チャーシュー麺(普通)」(920円)はそんな店の魅力が詰まった一品。鶏のスープとたっぷりのチャーシューが好相性。チャーシュー麺のチャーシューは豚バラ肉を使う。
【ラーメンWalker福島2019 編集部】