2018年、おもちゃ市場で大注目を集めたジャンルをご存じだろうか。開封を楽しみ、何度も驚きが楽しめる「サプライズトイ」と言われるおもちゃだ。
海外では以前から人気を博していたサプライズトイが、2018年に立て続けに日本上陸。その中でもタカラトミーが販売する「L.O.L. サプライズ!」シリーズは、2018年7月の日本発売から半年で出荷200万個を突破する人気ぶりだ。
「L.O.L. サプライズ!」は、中身の見えないパッケージの中にランダムでキャラクターが封入されたサプライズトイ。複数のレイヤーに分かれたパッケージを開封していくと段階的にアクセサリーやパーツが取り出せ、最後にキャラクターフィギュアが現れる。
“開封そのものを楽しむ”というおもちゃの魅力はどこにあるのか。気になった記者は今回、2018年12月に発売された「L.O.L. サプライズ! アイスパイ アンダーラップ」の開封を体験してみた。
15のサプライズが楽しめるという「L.O.L. サプライズ! アイスパイ アンダーラップ」。これまでのシリーズでは球体だったパッケージは円筒形になっている。パッケージをめくって最初に現れたのは赤い虫眼鏡のようなパーツだ。スパイグラスと呼ばれるこのアイテムは、この後の開封に不可欠なアイテム。同封されているシークレットメッセージやシークレットコードにスパイグラスをかざすと、隠されたキャラクターの種類や開封のヒントが現れる仕組みとなっている。
パッケージを全てはがすと、カプセルの中にうっすらとキャラクターの姿が見える。だが、このキャラクターはミステリースーツと呼ばれる変装用の衣装を身にまとっていて、キャラクター本来の容姿は隠された状態。しかもカプセルにはダイヤル式の鍵が計4か所にかかっているため、シークレットコードを手掛かりにダイヤルを合わせ、1パーツごと取り出していくことになる。
この鍵のギミックが秀逸で、手探りで宝物を取り出していく感覚が楽しめる。すべてのパーツを取り出した後、ミステリースーツを取り除いてキャラクターの正体を確かめ、ようやく開封が完了。手間をかけて取り出したおもちゃだからこそ、自然と愛着がわいてくる。
衣装やアクセサリーには互換性があるため、他の「L.O.L. サプライズ!」のドールに着せ替えて遊ぶことができる。数が増えるごとに遊び方の幅が広がるため、コレクター心をくすぐる。さらにキャラクター自体にもギミックが施されていて、付属のボトルで水を飲ませると、口から勢いよく出したり涙をながすなどの反応をするほか、氷水やお湯に浸けるとドレスやメイクの色が変わったりなど、ドールによって様々なサプライズが用意されている。どのギミックが備わっているかも実際に遊んでみてはじめて分かるため、開封後もいくつも驚きが残されているのも魅力の1つと言える。
この「L.O.L. サプライズ!」シリーズが一堂に会したポップアップショップが、キデイランド原宿店で1月12日(土)から2月15日(金)まで開催中だ。
ポップアップショップには国内で販売されている「シリーズ1」から「アイスパイ」まで全ての種類をディスプレイしており、通常は開けてみないと分からないキャラクターやアクセサリーの数々を間近でチェックすることができる。また、期間中「L.O.L. サプライズ!」商品を購入すると、オリジナル「L.O.L.サプライズ!ショッパー(袋)」に入れて渡される。開ける楽しみと驚き、コレクション性を兼ねそろえた注目おもちゃをぜひ店頭でチェックしてみてほしい。
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国分洋平