キンキをふんだんに使ったぜいたくなスープのラーメン!札幌「漁ろ麺」

北海道ウォーカー

18年5月にオープン。魚介系の中でも珍しい高級魚キンキのダシを使ったラーメンが味わえる店だ。

スープの中身は「キンキの頭と身」


福住駅より車で15分。店内は海の家がモチーフ。


スープには独自ルートで仕入れる特大のキンキの頭と丸ごと1本のキンキを使用。下処理は全3工程で、まずキンキに塩を振って水分を出し、続いて熱湯をかけて臭みを取る。最後にオーブンで焼くことで、臭みや雑味の元の水分を徹底的に除去。ていねいに下処理したキンキを17時間じっくり煮込み、旨味を凝縮している。キンキといえば脂の強いイメージがあるが、完成したスープからは上品な旨味が感じられ、奥行きのあるあっさりとした味わいが楽しめる。メニューは淡麗系の塩と醤油、濃厚系の塩、醤油、味噌の計5種類を用意。

【写真を見る】淡麗塩らーめん 780円。キンキの旨味を一番ストレートに感じられるメニュー。


高級魚のキンキの頭20kgと、まるごと1本のキンキ10kgを使うことで約125杯分のスープができる


旨味が凝縮した、やや白濁したスープ


一番人気の「淡麗塩らーめん(780円)」は、キンキのみを使ったスープのおいしさがシンプルに感じられる一杯だ。赤い豚ヒレ肉と燻製した鶏ムネ肉のチャーシューは、それぞれキンキの生きているときと焼いた後をイメージ。老若男女を問わず誰もが食べやすい、すっきりとした味に仕上がっている。

コレも食べたい!濃厚塩らーめん 850円


「濃厚塩らーめん」はキンキのスープに鶏ガラや豚足などがベースの白湯(パイタン)スープを合わせたもの。白湯スープのまろやかなコクとキンキの風味の相性が実に良い。ややとろみのあるこってりスープの中で、逆にキンキがハッキリと感じられる一杯。

海の家がモチーフの店内。小上がり席は掘りごたつ式


サイドメニューには、キンキの炊き込みご飯の「きんき飯」(280円)を用意。淡麗スープをかけて雑炊風にしたり、濃厚系ラーメンの箸休めに味わうのもおすすめだ。

■漁ろ麺 住所:札幌市清田区美しが丘1-5-1-1 電話:011-375-8152 時間:11:00~15:00、17:00~22:00(LO各15分前)※土日祝は11:00~22:00(LO21:45) 休み:不定 席数:36席 タバコ:禁煙 駐車場:11台(無料)

ラーメンWalker編集部

注目情報