1964年に公開され、第37回アカデミー賞で13部門ノミネート&5部門受賞を果たした名作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』。半世紀以上の時を経てその続編となる『メリー・ポピンズ リターンズ』が2月1日(金)に公開される。それを記念して1月18日(金)に大阪のTOHOシネマズ梅田で本作の歌唱イベントつき試写会を開催された。
日本語吹替でメリー・ポピンズ役の、歌手・平原綾香が登壇し日本版エンドソング『幸せのありか』などの生歌を披露した。
メリー・ポピンズの衣装に身を包んで登場した平原。前作の劇中歌として知られる『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』を熱唱。観客席からの手拍子もあり盛り上がりを見せた。
平原は昨年梅田芸術劇場でも行われたミュージカル版『メリー・ポピンズ』でも同役を演じて、そのことに触れると観客から「観に行った」と反応があり「ミュージカルファンの方もきっとこの映画を来てくれることを楽しみにしていた」と嬉しさを語る。
「音楽は魔法の様で子どもたちを元気にしていきたい」と語る平原は本作の日本語版エンドソング『幸せのありか』について「本作で登場する3人の子どもが母親を亡くしてしまって、寂しくて嘆いているときにメリーが歌う子守歌」と語った。続けて「原題は『失くしたものが住む場所』というタイトルで天国に行って会えない人や幼い頃に無くしてしまったおもちゃなどが住む場所という意味で、『どんなに寂しくてもただそこに居ないだけでちゃんと見守ってるよ』という切ない歌。それだけではなくて、やがては忘れ去られるメリーもみんなを見守っているという彼女の心情も歌った曲」と解説した。その後『幸せのありか』の生歌を披露。特別に客席からもムービーの撮影が認められて観客も大興奮。スマホで撮影しながらその圧倒的な歌唱力に魅了されていた。
上映前に平原は「映像はだけでなく、音楽や音質が素晴らしい作品。英語版はもちろん日本語版もキャスト全員頑張って吹き替えをしたので日本語版も愛して下さい」と呼びかけた。
桜井賢太郎