奈良を舞台にした家族と歴史ファンタジーの融合作、映画「かぞくわり」の公開を記念して舞台挨拶を開催!

関西ウォーカー

主演の陽月華×折口信夫「死者の書」×家族の崩壊と再生を描いた話題作「かぞくわり」。

1月20日に映画の公開を記念した舞台挨拶が、映画の舞台となった奈良のTOHOシネマズ橿原で行われた。主演の陽月華、佃井皆美、木下彩音の今注目の美人女優3名と塩崎監督が登壇し、「かぞくわり」に込めた想いや撮影で感じた奈良の魅力をたっぷり語ってくれた。

舞台挨拶では元宝塚歌劇団宙組トップ娘役の陽月華など超豪華役者陣が撮影地の奈良に揃って登壇!


舞台挨拶には主演の陽月華、佃井皆美、木下彩音の今注目の美人女優3名と塩崎監督が登壇


1月20日(日)にTOHOシネマズ橿原で舞台挨拶が開催された。主演の陽月華をはじめ、共演の佃井皆美、木下彩音、塩崎祥平監督が登場。撮影地でもある奈良で晴れの日を迎え、登壇時にはスタンディングオベーションが起き、劇場内が暖かい空気に包まれた。

本作で初主演を飾った陽月は、「撮影で初めて奈良に長期滞在したのですが、好奇心や興味が湧く場所で、休みの日にどうしても行きたくなって、古事記に載っている場所を訪れたり、共演の皆さんと奈良についての豆知識を話したりして盛りあがりました」と奈良の魅力に開眼したことを告白。「一度ならず何度か見ると様々なことに気づく映画。見終わって家族でも話してもらいたい」と語った。

陽月の演じたヒロインと対立する妹役を演じた佃井は、自らの役どころについて「(得意な)アクションシーン無しの作品で最初はどんな風にやれば良いか悩んでいたが、奈良に着いてふっきれた。役同様に東京にいても息がつまるようなことがあるが、奈良の空気にパワーをもらいました。」と笑顔をみせた。今作が初出演となる木下は、「本格的な演技も初めてで絵を描くシーンもあり緊張していたんですが、絵を指導してくれた弓手研平先生はじめ奈良のスタッフの皆さんに支えられた。出身の京都から上京して1年、ホームシックになることもあるけれど“家族”が大事なものだと気付いた」と映画のテーマでもある“家族”についても言及。

脚本から手がけた塩崎祥平監督も、「“家族”とは、切っても切れない面倒臭い存在。でも何をやっても許してもらえるし、家族じゃないとわからない距離感もある。理解し合おうとする時に奇跡が起こる、そんなことを描きたくて、本作を作りました。一作目に続き奈良を舞台にしたのは、過去とか未来とか時間・空間をいくらでも行き来できる場所だから、いくらでもファンタジーを作ることが出来る。これからも奈良で映画を作っていきたい」と話した。

奈良を舞台に家族の崩壊と再生を描いた映画「かぞくわり」


【写真を見る】映画「かぞくわり」は1月19日(土)より有楽町スバル座、TOHOシネマズ橿原他全国順次ロードショー


映画「かぞくわり」は日本で最も古い歴史を持つ奈良に住む、平凡なある家族を通して「今本当に守るべきもの、残すべきもの」を提示する注目映画だ。

主演は元宝塚歌劇団宙組のトップ娘役を務め、「駆け込み女と駆け出し男」、「チア☆ダン」など話題作に出演している陽月華。さらに「アウトレイジ」シリーズ、「サバイバルファミリー」の小日向文世、「花戦さ」、「聖の青春」の竹下景子の名優たちが夫婦役で出演。監督は、奈良県で地元に根ざした映画製作を精力的に行っており、前作「茜色の約束」で関西の動員2万人以上というヒットをとばした新鋭の映画監督塩崎祥平。今作が6年ぶりの新作映画となる。

【物語:堂下香奈、38歳。画家になる夢を挫折し、両親の元で無気力な生活を送っていた。ある日、妹の暁美と娘の樹月が家に住み着き、香奈を軽蔑したことで堂下家の生活が一変する。家に居づらくなった香奈は神秘的な男性と出会い、ふたたび絵を描くようになった。絵に没頭するようになり、香奈が内に秘めていた魂が解き放たれる時、家族、そして奈良の街に危機が降り掛かる―。】

■映画「かぞくわり」<監督脚本:塩崎祥平 音楽:Slavek Kowalewski 主題歌:花*花「額縁」(Ten Point Label) 出演:陽月 華 石井由多加 佃井皆美 木下彩音 松村武 今出舞 星能豊 小日向えり 関口まなと 高見こころ 雷門福三 国木田かっぱ 竹下景子 小日向文世 HP:http://kazokuwari-llp.com>

<有楽町スバル座・TOHOシネマズ橿原で公開中の他全国順次ロードショー>

西尾彩葉

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