厳しい冬から春へと変わる節目に、よりよい1年を雨飾山の神様にお願いする「大網の火祭り」が2月9日(土)に長野県北安曇野郡小谷村で行われる。
白銀の雪景色に、かがり火の灯りが幻想的な景色を作るなかで、神様を迎え入れる巫女が舞を踊り、神様の使いである鬼に扮した男衆が観客の中から供儀となる「いけにえ」の子を選び、悪霊を焼き払うどんと焼きへと火を放つ。焚き上がる炎を囲み雄叫びをあげながら五穀豊穣を願い踊る。
古来から伝わる民族伝承の山岳信仰の秘法を主体として、神仏習合された独特な神事によって進められる、生命力にあふれたお祭りを見物しに、暖かい服装で出かけよう。
ウォーカープラス編集部